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THE YELLOW MONKEY「EXPERIENCE MOVIE」(1993年)アルバム・レビュー【Collection#23】

 

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1990年代前半の国内ロックバンドでブレイク前のバンドって・・・。
 
  

 2ndアルバムも日本語タイトルがあたり前のごとく、付いていました!
未公開のエクスペリエンス・ムービー

 

もくじ

 

こんな方におすすめ

・独特なテーマと独特な言葉選びの歌詞を堪能したい方
・奇抜な衣装に派手な化粧をしたちょっと変わったロックバンドに興味がある方
・チャートを意識したアプローチ前のイエモン初期作品を聴きたい方
・ロックというジャンルに拘らず影響されたものを表現する姿勢に共感できる方
・長髪系、国内ロックバンドの流行に敏感だった人

 

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THE YELLOW MONKEY について

デビュー時のメンバーは元〇〇という肩書があり、国内長髪系ロックファンには名の知れたミュージシャンが集まったバンド。だけど肩書はすでに関係なくなっていた。

2ndアルバム時のTHE YELLOW MONKEYメンバー
Vo:KAZUYA "LOVIN" YOSHII(吉井”ロビン”和哉)
G:HIDEAKI "EMMA" KIKUCHI(菊地”エマ”英昭) 
B:YOUICHI "HEESEY" HIROSE(広瀬”ヒーセ”洋一)
Ds:EIJI "ANNIE" KIKUCHI(菊地”アニー”英二)

2ndアルバム「EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンス・ムービー)」に関しても、独特の世界観を垣間見ることができる。

1stと比べるとアングラ感が増したような歌詞が多く、「僕」「俺」「私」の入り乱れる自分を表現したような作品。

そして3rdアルバム「jaguar hard pain」に通じる伏線もひかれている。そう3rdアルバムの主人公 JAGUAR(ジャガー)の恋人MARY(マリー)が(吉井和哉の女装)ジャケット写真表紙に登場する。そしてラストの曲にて・・・。

能書きは少なく、まずは恒例?のTOMOZY(トモジー)のアルバム評価から始めます。

 

ちょっとした能書きも知りたい!って時は1stアルバムのレビューもどうぞ・・。

www.tomo-zy.com

 

TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★★

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価       :★★★★☆
泣ける/ジンとくる楽曲収録評価     :★★★★★
イージーリスニング評価       :★★☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★★★

アーティストルックス        :★★★★★

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。

 

試聴コーナー

 

 

アルバム収録曲へのコメント

1.MORALITY SLAVE

金属音が聴こえる中、ベートーベンの「月光」が流れ・・・そして始まるバンドサウンド。冒頭の語り部分がロックと演劇の融合的でとてもダークでスリリングな曲。
歌詞もえげつない位に攻め込んでいます。アルバムへの期待が膨らむオープニング。


2.DRASTIC HOLIDAY

ノリは良いけどすこし湿っぽいところも好き。サビやコーラスは明るい感じ。
バンドサウンド以外の弦楽器も加わりゴージャスな雰囲気を醸し出すが、どこか悲し気なところも見え隠れするがカッコイイ。


3.LOVE IS ZOOPHILIA

ノリのよいロックンロールだけど、やはりどこか日陰的な雰囲気は健全。
屋根裏とか地下室とか・・・でもカッコイイ。

 

4.仮面劇

メロディアスな展開のダークな楽曲。結構、病みつきになる曲。
もう、この曲くらいで2ndアルバムカッコいい!!ってなった感じですね。

5.VERMILION HANDS

攻めてくるハードロックナンバー。独特な歌詞の世界観は健全です!
 

6.DONNA

暗い感じのメロディがなんとも言えない。そして妖しくも綺麗な楽曲。
既にTHE YELLOW MONKEYの世界にどっぷりハマっていきます。
 

7.審美眼ブギ

ノリの良い楽曲ですが、とても攻め込んだ歌詞が面白い。
1stアルバムへの周囲の反応を皮肉った感じです。ライブでも盛り上がる楽曲。


8.4000粒の恋の唱

とてもスローで切ない楽曲。ただのロックバンドじゃない世界観。
どっぷりとこの世界に浸ってください。鳥肌モノの世界へ・・・。

9.アバンギャルドで行こうよ

明るいロックンロールナンバーですが、ライブでやるときは恒例の「東京ブギウギ」の替え歌「おそそブギウギ」とセットで演奏される。2ndシングルでしたね。

 

10.フリージアの少年

またもやスローな悲しい楽曲の登場。サビのメロディ/歌詞は泣かせてくれます。
ギターソロは軽やかな感じのフレーズながら曲の展開として、飽きさせない感じがカッコイイ。そして・・・ラストでは壮大な感じで盛り上げて・・・綺麗なサウンドでフェードアウト。

 

11.SUCK OF LIFE

ライブでおなじみの楽曲。ロビンとエマの絡みやメンバー紹介はライブで恒例となっている。アルバム収録曲で聴くよりライブ/ライブ収録版で聴く方がしっくり来る。
曲途中と曲ラストは聴き応えあり(ライブでカッコよく決めるところ・・)

 

12.PUFF PUFF

凄く短い曲。全編ファルセットで歌われる。遊び心なのか・・・なんなのか・・・。
一筋縄ではいかない、THE YELLOW MONKEY。

 

11.シルクスカーフに帽子のマダム

ラストはやはり・・スローなナンバーで締め故、湿っぽい。
当時は、日差しが似合わないダークサイドの世界感をもったバンドである。
ライブでは吉井和哉が女装して唄う。とても切ない楽曲である。

 

 

 

TOMOZY(トモジー)の個人的なアルバムにまつわる想い出

THE YELLOW MONKEY への価値観がものすごく変化したのは、このアルバムからです。ちょっと変わった世界観を持ったバンドだとは思っていましたが、この2ndアルバムの世界観が妙に気になりよく聴きまくったものです。


10曲目の「フリージアの少年」の歌詞に ♪ 17才で犯された僕のメロディ♪ というフレーズがありますが、私は17才で怪我をしたこともあり、歌詞の内容はともかく、17才で怪我をした僕のメロディとして、これまでの自分と重ね合った気分でなんとも言えない感情をもったことも記憶しています。

このダークな世界とうか妖しい優美な世界というか・・・
日本語で歌う洋楽として、歌詞の世界に魅了されたのは、このバンドが初めてかもしれません。もちろん歌詞もカッコイイバンドは他にもありますが、私にとって、この独特な世界観が唯一無二の存在でしたね。

自身の生活はというと、まだすこしだけ、やさぐれていた感じでしたが、たまに電話する友人のおかげもあり、少しは前向きになってきた時期でもありました。

そして、この世界観に魅了されつつ、3rdアルバム「JAGUAR HARD PAIN」でノックアウトされたのでした。

 3rdアルバムのレビュー記事もどうぞ・・。

www.tomo-zy.com

 

 

あとがき

アルバムを通して聴くのは久しぶりでした。当時のことを想い出しながら聴いてはみたものの、やはり楽曲の魅力には勝てず、聴き入ってしまいました。

久しぶりに聴いてたが、晴れた日曜日だったため、聴き終わったあとは庭にでて家庭菜園の手入れしながら、ボーっとしてしまいました。その後、曇ってきましたが・・。

当時は、家庭菜園などはしてませんが、晴れた日には自転車で公園まで行き、ボーっとしていたことも多かったなぁ~。と少し想い出しましたね。

ひとりでいることが多かった時代でしたが、その生活も翌年には変化が起こることも今では知っているのですが、当時はまだ混沌とした気分で膝の手術後のリハビリというか筋トレをしていた時代だった。

怪我する前のようには動けないし、いら立ちと憂鬱な気持ちが交差する、少し情けない奴だったかな。そんな感じだったからか、この2ndアルバムの湿っぽい雰囲気が妙にマッチしたのかもしれませんね。
 

 

これからも自身の音楽コレクションを中心に「コレ 懐かしい!」、「コレ いいじゃん!」と思うものを紹介していきます。少しでも楽しめたり、他にも興味が沸いたり、今後も(たまには)立ち寄ってもいいと思われたら、「読者になる」ボタンを押していただけると幸いです。また、コメントから感想などもお待ちしています。これからの励みにもなりますので、応援よろしくお願い申し上げます!