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GENERATION X「GENERATION X」(1978年)アルバム・レビュー【Collection#60】

 

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記事を移転しました。

 

 

彗星の如く現れて、彗星の如く消えていった 若きパンクバンド の1stアルバム。英国盤(日本盤)と米国盤では、アルバム収録曲や曲順までも違っていたアルバム!! 

こんな方におすすめ

・70年代英国パンクロックシーン最後のアイドルに興味がある方
・勢いもあって、ポップセンスもあるロックバンドに興味がある方
・BILLY IDOL (ビリー・アイドル) の英国時代のバンドに興味がある方。
・パンクバンドといっても、いろいろあるんだなぁと思いたい方
 

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目次

 

GENERATION X の音楽性

基本的にはパンクロックなんでしょうが、
他のパンクロックバンドではよくある、パンクの在り方的なものにも固執していない。

故に60年代のブリティッシュポップなどからの影響やグラムロックからの影響も大きいバンドである。

そして、純粋にロックを楽しんでいたんでしょう。

3枚目のアルバム制作時の ”もっとヘヴィに・・・”ということも時代と共に変化したかったんだろうと思います。

ただし、ここでいう  ”ヘヴィに・・” の回答が GEN X や ビリーアイドルのソロ作品であれば、音的な部分が大きいのではないか? キャッチーなメロディに低音のボリューム感を増大させ、ビートが効いた感じにしたかったのだろうか!?

粗削りな演奏というよりも、より洗練された演奏や厚みのあるサウンドにしたかったのかも知れませんね。

 総合的にはパンキッシュなロックンロールバンドだったんだと・・・。

 

TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★★

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★★★
キャッチー楽曲収録評価       :★★★★☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価      :☆☆☆☆☆
イージーリスニング評価       :☆☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★★☆

アーティストルックス        :★★★★★

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。 

試聴コーナー (英国/日本盤+α)

 

収録曲へのコメント (試聴コーナーに合わせて英国/日本盤で)

1.FROM THE HEART

パンクっぽい楽曲。ドラムもベースも忙しそうです! 根底はロックンロールですが、テンポをあげるとこうなる という見本ですかね!? 

2.ONE HUNDRED PUNKS

初期の GENERATION X っぽい! と思う曲。 それでもキャッチーなメロディが活きています! この曲も代表曲といっていいでしょう。

3.LISTEN

サウンド的にはパンクなんだけど、ちょっとテンポの速いロックンロール。
テンポを落として、金属的なギターサウンドを、ミドルが聴いた音色の出るギターで演奏したら、ちょっと変わって聴こえそうな曲。

4.READY STEADY GO

GENERATION X の代表曲でもあります。勢いもあり、キャッチーなメロディはKIDSのハートを射抜いてしまったんでしょう・・・。やられた!って感じの曲です!

5.KLEENEX

勢いのあるギター、ベースのリズムが気持ちいい。それでも楽器隊は、みんな忙しそうです!

6.PROMISES PROMISES

ドラムのタム回しがカッコいいイントロ! 楽曲自体は少し落ち着いた感じに聴こえるのは、他の曲が勢い強いからかな。粗削りなところは多めにみましょう。ギターソロもカッコいい。

7.DAY BY DAY

これまた、楽器隊は忙しい曲!! 勢いがあってよろしい!!

8.THE INVISIBLE MAN

やはり、メロディはキャッチーな曲。ちょっと演奏はお粗末な感じですが、そこはご愛敬です。

9.KISS ME DEADLY

少しだけ悲しい曲。終盤になれば、やはりロックナンバー! この手のバンドが好きな方は、この曲好きな人は多いはず。この曲もGENERATION X を語るには外せない、代表曲と言っていいでしょう。 

10.TOO PERSONAL

ロックンロールですが、ギターはやはり、パンクです! 粗すぎます!。やはり、演奏はお粗末な感じですが、そこがいい。


11.YOUTH YOUTH YOUTH

オーソドックス!? な ロックナンバー。一応、掛け合いできる煽り曲。この曲の終盤はギターが暴れまくります!!! 金属音が・・耳を劈く!!



おまけ 

米国盤にのみ収録された曲(試聴コーナーでは12曲目以降・・の一部)
YOUR GENERATION
デビューシングル! 疾走感ある、1曲。この曲も代表曲の一つです!
演奏はそれなりに、まとまりがあって、好きな曲!

WILD YOUTH

ロックンロールしています!メロディもポップでサビも一緒に歌えて楽しい。
テンポも乗りやすい!

WILD DUB

かなりレコーディング素材で遊びました! って感じの曲。
それ以上でもそれ以下でもない。。。 アルバムを通して かなり浮いている曲。
あれ?曲と言っていいのか???

 

英国盤(日本盤)と米盤の 曲違い を網羅した、デラックス版!も発売されています! 

 

 

GENERATION X(ジェネレーション・エックス)について

チェルシーというバンドでギターを担当していた、Billy Idol(ビリーアイドル)がヴォーカルに転向し、Tony James(トニー・ジェイムス)とともに新しいバンド”GENERATON X(ジェネレーション・エックス)”を結成。

結成は1976年で、同年には即ライブを決行する。

1977年には、クリサリス・レコードと契約

シングル「Your Generation(狂暴のロックンロール)」でデビュー!(全英シングルチャートで36位と貢献!)

シングル発売前にドラムのメンバーチェンジがあり、デビュー時の良く知るメンバーとなる。

 

GENERATION X のアルバムデビュー時のメンバー

Vo:Billy Idol(ビリーアイドル)
G:Bob Andrews(ボブ・アンドリュース)
Ba:Tony James(トニー・ジェイムス)
Ds:Mark Laff(マーク・ラフ)

 

1978年、1stアルバム「GENERATION X」発表

このアルバムは英国盤と日本盤が同じ選曲、曲順で11曲収録ですが、
米盤は3曲差し替え、1曲追加して、曲順変更で12曲となっています。

英国好みと米国好みがあるようで・・・、この時期、結構、英国アーティストのアルバムが米国発売時に曲順入替や曲違いなど、結構あったようですよ。

今回のGENERATION Xの場合、パンクだよね~って曲を幾つか削って、キャッチーなロックンロールっぽいものを持ってきていますね。あとはレコーディング技術での実験的な曲「WILD DUB」を追加したのかな?

レコード会社も商売ですから、致し方なし!?
で、コレクターは両方集めたいわけですよ! 好きなバンドだと尚更・・・。
うぅ・・・懐が寒くなるわけです。。。


ということで、私個人として、日本盤とアメリカ盤を持っていたはずですが、見つかったのが米国盤のみ。どこ行った!?日本盤!!


で、今回、試聴コーナーは米国盤にしようと思ったのですが、見つからず、英国盤(日本盤)+米国追加曲盤になりました!

ちなみに・・・それぞれの収録曲

 

英国/日本盤の収録曲

 1.FROM THE HEART
 2.ONE HUNDRED PUNKS
 3.LISTEN
 4.READY STEADY GO
 5.KLEENEX
 6.PROMISES PROMISES
 7.DAY BY DAY
 8.THE INVISIBLE MAN(透明人間)
 9.KISS ME DEADLY
10.TOO PERSONAL(個人主義)
11.YOUTH YOUTH YOUTH

 

米国盤の収録曲

 1.GIMME' SOME TRUTH
 2.WILD YOUTH
 3.FROM THE HEART
 4.READY STEADY GO
 5.KLEENEX
 6.PROMISES PROMISES
 7.DAY BY DAY
 8.ONE HUNDRED PUNKS
 9.YOUR GENERATION
10.KISS ME DEADLY
11.WILD DUB
12.YOUTH YOUTH YOUTH

そして、

1979年、2ndアルバム「Valley Of The Dolls(人形の谷)」発表

ちなみにプロデューサーは
元MOTT THE HOOPLE のヴォーカル: IAN HUNTER(イアン・ハンター)である。

このアルバムからのシングルカットは3枚

「King Rocker」全英シングルチャート11位
「Valley Of The Dolls(人形の谷)」全英シングルチャート23位
「Friday's Angels」全英シングルチャート62位

 

バンドの特徴として、
ビリーアイドルはSEX PISTOLS の親衛隊だったようだしね。

そのパンク世代の GENERATION X、とにかく、メンバーのルックスが良いことで有名!
時期的にはパンク全盛期から隆盛時へ向かっていた時期。
それでも、そのルックスの良さからアイドル的な人気を得ることとなる!

その結果、BBCの人気音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』に初めて出演したパンク・バンドでもある。


また、日本には1979年に来日公演を行うが・・・。

1979年、3枚目のアルバム「Sweet Revenge」レコーディング中に、バンドメンバー間による音楽性の違いが浮き彫りになっていく。

基本はパンクロック。でももっとヘヴィなロックをやりたい・・・と。
その方向性のわずかな違いは相交えない音楽性の違いへと発展し、メンバーは分裂することになる。


1980年、ギター:Bob Andrews(ボブ・アンドリュース)とドラム:Mark Laff(マーク・ラフ)が脱退

ドラムにはクラッシュに在籍していたこともある、Terry Chimes(テリー・チャイムズ)が加入。

ギターには元チェルシーのJames Stevenson(ジェイムズ・スティーヴンソン)を迎え入れ、体制を再構築してレコーディングを行う。

 

しかし、最終的に世に出たアルバムは・・・・
お蔵入りしていた3枚目のアルバム「Sweet Revenge」の楽曲の一部を新体制でレコーディングし直したり、既に旧メンバーで録音した素材を一部活用したり、新曲含め、収録曲を揃えることになった。

幻の3枚目のアルバム「Sweet Revenge」は当初のモノとは別のもになったためか、

バンド名儀を GENERATION X から GEN X に変更。
アルバムタイトルは「KISS ME DEADLY」と名付けられた。

1981年、3rdアルバム「KISS ME DEADLY」(GEN X 名義)発売

このアルバムには、ゲストプレイヤーとして、SEX PISTOLS のスティーブ・ジョーンズもギターを弾いていることもあり、話題にはなったものの・・・。


同年、1981年内に GENERATION X(GEN X )解散


1982年に、ビリーアイドルはアメリカに渡り、ソロアーティストとして、その後、盟友となるギタリスト:STEVE STEVENS(スティーブ・スティーブンス)と出合い、ロックスターへなっていくのであった。

一方、GENERATION Xを一緒に結成した、Tony James(トニー・ジェイムス)は、その後、Sigue Sigue Sputnik(ジグ・ジグ・スパトニック)にて脚光を浴びることになる。。

 

 

【関連記事】アメリカに渡ったビリーアイドルに関する記事


www.tomo-zy.com

  

 

TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出

中学生の頃、長髪でケバケバしいルックスのバンドが好きになっていた頃、GENERATION X は、それほど髪は長くない(どちらかというと短髪)バンドでしたが、ADAM & THE ANT や STRAY CATSと同じように髪は長くないが、好きになったバンドだった記憶です。

最初に好きになった短髪系(それほど長くない)バンドは、ADAM & THE ANTだったかな? ん??? 忘れましたね・・・。 STRAY CATSだったかもしれませんねぇ~。

GENERATION X はアイドルバンド的に見られていましたけど、それもまた良いところでもあります。

やはり、ロックバンドはルックス(顔じゃなくて、全体的なイメージ)も重要です。

中学生の頃なんて、そんなもんでしょ!? 
とうか、今でもそうかもしれない。。。

ルックスはケバケバしくあり、キャッチーなロックンロールを演奏されたら、一発でファンになるだろうなぁ~。今でも・・・。

 

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あとがき

日本盤の アルバム「GENERATION X」は、どこにいったんだろう・・・?
まぁ、いつか出てくるだろう ・・・ 。

これからも私自身の音楽コレクションを中心に「コレ 懐かしい!」、「コレ いいじゃん!」と思うものをランダムに紹介していきます。