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80年代初頭のジャパニーズ・ヘヴィメタル(ジャパ・メタ)シーンを引っ張り、”世紀末の鬼子”と評されたバンドの2ndアルバム! ついに登場!!
こんな方におすすめ
- 80年代 ジャパニーズ・メタル(ジャパメタ)に興味がある方
- ド派手なルックスのハードロックバンドが好きな方
- 結構キャッチーなナンバーもあるハードロックバンドを探している方
- 和製モトリークルー的に売り出されたバンドに興味がある方
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目次
- こんな方におすすめ
- 44 MAGNUM については こちらの記事で少しチェックしよう
- アルバム「STREET ROCK'N ROLLER」時のメンバー
- アルバムリリース 年表
- 44 MAGNUM の音楽性
- TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)
- 収録曲へのコメント
- TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
- あとがき
44 MAGNUM については こちらの記事で少しチェックしよう
アルバム「STREET ROCK'N ROLLER」時のメンバー
Vo:Paul(Tatsuya Umehara)
G:Jimmy(Satoshi Hirose)
Ba:Ban(Hironori Yoshikawa)
Ds:Joe (Satoshi Miyawaki)
アルバムリリース 年表
1983年、1stアルバム「DANGER」発表
1984年、2ndアルバム「STREET ROCK'N ROLLER」発表
1984年、Liveアルバム「THE LIVE」発表
1985年、3rdアルバム「ACTOR」発表
ソロ作品集「FOUR FIGURES」発表
1986年、Liveアルバム「LIVE ACT II」発表
レコード会社を移籍して、ソフトロック路線に・・・
これまで応援してくれていたハードロックファンからは支持されなかった時期。
1987年、4thアルバム「LOVE or MONEY」発表
1988年、5thアルバム「EMOTIONAL COLOR」発表
1989年、44 MAGNUM解散。
そもそものきっかけは、1988年に打ち込み導入に対する反対派のドラマー:Joe (Satoshi Miyawaki)が脱退したころから・・・。
これまでの未発表音源を集めた作品をリリースする。
1989年、未発表音源集「STILL ALIVE」発売
この未発表音源作品は昔からのファン含め、好評価を得る。
1989年、 ベストアルバム「ANTHOLOGY」発売
そして、44 MAGNUM の活動は これにて終焉となったが・・・
2000年、BOXセット「LIVE&RARE」発売
2002年、6thアルバム「IGNITION」発表
44MAGNUMの復活か!? と思わせたが、アルバム発売のみで44MAGNUMとしての活動は行われず、Paul(Tatsuya Umehara)とJimmy(Satoshi Hirose)がイベントに参加するくらいのものだった。
2006年には、ヴォーカルのPaul(Tatsuya Umehara)が若年性パーキンソン病と診断されたことをファンの前で公表。
2007年 メンバー4名による44MAGNUMの完全復活を宣言する
だがしかし・・・マネジメント契約していた事務所からの契約解除などあり・・またしても活動自体が停止してしまう。
2008年にようやく、復活後のライブが決行された。
サポートヴォーカリストとしてポールの息子も以後、参加することとなる。
2009年、7thアルバム「44MAGNUM」発表
2013年、8thアルバム「BEAST」発表
2015年、9thアルバム「ANGEL NUMBER」発表
2017年、Liveアルバム「2016 04 03 04 SPECIAL LIVE」発表
2019年、10thアルバム「PRISONER」発表
44 MAGNUM の音楽性
基本的にはハードロックバンドなんです。
そして、ライブバンドです。結構、頻繁にライブアルバムを発表するのは、当時の日本のハードロック/ヘヴィバンドでの流行りでしょうかね?。もちろん映像作品も発売されてましたしね。
途中で路線変更もありましたが、
各自やりたい音楽、興味のある音楽、音楽的な幅を広げたくなった際、今の時代の様に、バンドは存続させて、ユニット組んだり、ソロ作作ったりはできないと思い込んでたんだと思います。
あくまでもバンドはバンド1本という、ある意味狭い意識の中で、活動するのが当たり前の時代だったから・・・解散せざるを得ないバンドの見本のようなバンドです。
多分、今の時代だったら、44 MAGNUMというバンドをやりながら・・・・別なところでソフトロック路線の音楽などをやってみる選択をしていると思います。
昨今の44 MAGNUM は昔のようなハードロックを演奏しています。
もちろん、新旧の楽曲をあわせて、ライブでは演奏していますね。
めちゃくちゃ売れて、流行歌を持っているわけではないのですが、フォロワーが沢山いるバンドであり、フォロワーたちもプロになりロックスターになっている方々も沢山いますね。
デランジェ、リアクション、グランドスラム、などなど・・・。
TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)
総合満足度 :★★★★☆
ノリノリ楽曲収録評価 :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価 :★★★★☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価 :★☆☆☆☆
イージーリスニング評価 :☆☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価 :★★★★★
アーティストルックス :★★★★★
※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。
また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。
試聴コーナー
収録曲へのコメント
1.STREET ROCK'N ROLLER
イントロの雨の効果音と共に熱く刻むギターリフ、動きまわるベースフレーズ、ホットなハードロックナンバーで幕を開ける! 1stアルバムの終わりに、ノイズ交じりでこの曲のフレーズが少し流れています! 拳を振り上げながら、叫びましょう!!
2.LOCK OUT
効果的に攻めてくるシンバルの金属音もカッコイイ! ギターソロはキャッチーな感じの後に激しくうねるように攻めてきますが、ヴォーカルメロディは結構、キャッチーな面も多い曲!
3.LOVING YOU
ギターフレーズは当時のハードロック/ヘヴィメタル的です! ヴォーカルメロディは凝ってるところもあり、平穏には進みません。なので、身構えて堪能してしまう曲。
4.NIGHTMARE
この曲はライブでも映える曲。ライブでは、ヘッドバンキングするもよし、ギターフレーズに酔いしれてもよし、メンバーをジックリ追いかけてもよし、スリリングなライティングの妙を堪能しても良し!
5.IT'S TOO BAD
BANのベースフレーズが曲を引っ張ります! ヴォーカルPaulの独特なノリ(言葉数が多い)も堪能できる曲! サビは結構キャッチーだが、やはり言葉数は多い。Jimmyのギターソロはお馴染みの速弾きあり!
6.FRIDAY NIGHT
ゆったりと始まり、そのままリズムをキープしながらラストまで進みます。それにしても44 MAGNUMのコーラスはハイトーンが多いです!
7.TOO LATE TO HIDE
さっきの曲とは打って変わって、速いリズムで攻め立ててきます! ヘッドバンキングは要注意です! Jimmyのギターソロも全開です。 ギターソロ終わりからのドラムのツーバスも鳥肌モノ!
8.I JUST CAN'T TAKE ANYMORE
滅茶苦茶、キャッチーな曲です! 自然と身体も動くほど好きな曲。そしてサビでは一緒に歌ってしまいましょう! もちろん、コーラス部分を唄っても楽しめます! ギターソロも曲調にあていて、カッコイイ! こういう曲がアルバムに1曲あるだけで印象が変わる!
9.VICTORY OATH
ヴォーカルメロディはやはり独特な感じ。Paulの独特なノリを思いっきり堪能しましょう。曲自体はハードロックです!
10.YOU ARE EVERYTHING TO ME
少し悲しい感じのする曲。スローなナンバーでラストにはまた雨の音が・・・・。
アルバムとしては結構、カッコイイ仕上がりになっていますよ!
特に1曲目と8曲目は初期の代表曲の一つです!
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
中学生だった私は洋楽三昧だったけど、日本にもカッコイイ、ハードロックバンドがいることを教えてくれたのが、44 MAGNUMだった。
和製モトリークルー的に売り出すことになるが、メイクやファッションなど、当時としては綺麗に着飾っていたバンドです。
たしかにモトリークルーの2ndアルバム位のコスチュームをヴォーカル:ポールがステージ衣装として来ていた時期もありますね。
その後44 MAGNUMの3rdアルバム「ACTOR」の頃には、綺麗に着飾った感じのステージ衣装も忘れられません。
ジャパニーズ・ヘヴィメタルのことなら こんなムックも あるんですねぇ。
ジャパメタ・ファッションのことだったり、当時のインタビュー記事だったり、80年代初期はまだ中学生だった方々の座談会記事だったり・・・。
80年代ジャパ・メタを知るには良いムックです!
当時を懐かしむのも良し、当時を知らない世代の人には音楽歴史の学びのムックとしておススメ!?
そういえば、使用楽器関連でも
Jimmy(Satoshi Hirose)のギターはフライングVタイプを多く使用してましたし、
Ban(Hironori Yoshikawa)のベースは変形対応を多用してましたね。
この辺りも当時の44 MAGNUM の魅力だったかもしれませんね。
1stアルバム「DANGER」については こちらから
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あとがき
そういえば、ソフトロック路線に変更してからのアルバムは持っていない・・・。
これからも私自身の音楽コレクションを中心に「コレ 懐かしい!」、「コレ いいじゃん!」と思うものをランダムに紹介していきます。