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ENUFF Z'NUFF「ENUFF Z'NUFF」(1989年)アルバム・レビュー【Collection#81】

 

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レコード会社との契約は新人ながら数千万円~数億円との噂が・・・! チープトリックでお馴染みのシカゴ近郊から出て来た中毒性のある楽曲が魅力的なバンドのメジャーデビュー作! しかし・・・デビュー後に訪れる数々の不運に見舞われたバンドでもあった!!??

こんな方におすすめ

  • 退廃美という中毒性のあるメロディに魅力を感じる方
  • ビートルズやチープトリックが好きでヘヴィな音も好きな方
  • ルックス先行で、音楽聴かずに毛嫌いしてしまった方
  • ファンはマニアな方々・・・そんなバンドに興味がある方
  • この季節に ちょっと センチな気分になってみたい方

  

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アルバム「ENUFF Z'NUFF」について

ハードロック/ヘヴィメタル、ヘアメタルに分類された ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)の1stアルバム。

当時、レコード会社争奪戦を制したのは当時ATCOレコードの社長(元ポリグラム・レコードの敏腕A&Mでボンジョビやシンデレラなどを発掘したディレク・シュルマン)
であった。

契約金は数千万~数億円とも言われるが、真相は?

アルバムの内容は、
アメリカのバンドでありながら、ブリティッシュっぽい湿っぽさも、少し見え隠れするメロディが印象的なハードロック。

CheapTrickをもっとヘヴィにした感じとでも言うのが正しいかもしれません。

 

実はメロディも楽曲もしっかりしたバンドであり、軽い感じのチャラいバンドでは全くなかったのだが・・・。

デビュー時の化粧をしてのVideo撮影などの影響か・・・。
その後、訪れる・・不運が待っているのは、この時は誰も思わなかっただろう。

もしかすると・・悲劇の始まりでもある メジャーアルバム かもしれません。


TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★★

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★☆☆
キャッチー楽曲収録評価       :★★★★☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価      :★★☆☆☆
イージーリスニング評価       :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★★☆

アーティストルックス        :★★★★★

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。 

試聴コーナー 

 

収録曲へのコメント 

1.NEW THING

イントロから、これはカッコいいに違いない!と思わせる。メロディはキャッチーさもあるが気怠く歌うヴォーカルに魅かれた! なんとも言えない感覚が新鮮でもあった。好きな曲です!

2.SHE WANTS MORE

ゆったりとしたテンポで進行する楽曲。なんとなくチープトリックを思い出させる楽曲でした。この曲も少し気怠い感じで歌うヴォーカル:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)が魅力的。 

3.FLY HIGH MICHELLE

ドラッグで亡くなったDonnie Vie(ドニー・ヴィー)のガールフレンドの事を唄った楽曲との事。美しいメロディが切なくさせます。

4. HOT LITTLE SUMMER GIRL

明るめの楽曲。しかし、ねちっこいDonnie Vie(ドニー・ヴィー)の歌唱がパーティロックと迄は行かない。程よい気怠い感じが微笑ましい。


5. IN THE GROOVE

ゆったりした楽曲。実はこの曲はあまり好きではない・・・。実はこういう感じがどうも苦手。サウンドがヘヴィな点もあるが・・・。

6. LITTLE INDIAN ANGEL

明るめに聴こえる楽曲。進行自体も楽しませてくれます。好きな曲です。

7. FOR NOW

滅茶苦茶、ポップな楽曲に聴こえます!この曲好きです。

8. KISS THE CLOWN

アルバムで一番ノリノリの楽曲! Donnie Vie(ドニー・ヴィー)のヴォーカルも冴えわたり、途中でエルヴィスを意識したかのような歌い方になったり・・・楽しませてくれます! この曲好きです!

9. I COULD NEVER BE WITHOUT YOU

ロックバラッドに仕上がった美しい楽曲。曲の進行に合わせて、勝手に思い思いの映像を想像してみましょう・・・。イイ曲です!

10. FINGER ON THE TRIGGER

前半のちょっと土臭い感じのギターフレーズがカッコいい。 

 

やはり、ENUFF Z'NUFF は カッコいい!
でもレモンスカッシュ飲みながら聴きたい。

 

 

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ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)の音楽性

音楽的趣向はビートルズやチープトリックが大好き!って感じです。

ポップな要素にハードなサウンドで演奏します!というロックバンド。
ちょっと言葉を変えると・・・
メロディアスな曲をアグレッシヴに演奏します!というロックバンド。

 

メンバーのDonnie Vie(ドニー・ヴィー)、Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)はENUFF Z'NUFF(イナフ ズ・ナフ)のソングライターだが、お互いビートルズフリークである。

そして、アメリカのバンドながらブリティッシュの香りも少し感じるCHEAP TRICK(チープ・トリック)が好きなのも、自然の成り行きでしょう。

 

本人達もCHEAP TRICK(チープ・トリック)の影響下にあるバンドだと、完全に認めている。この話は、CHEAP TRICK(チープ・トリック)側も同じように認めている。

やはりシカゴ近郊の音楽コミュニティって面白い!

 

ということで・・・ 基本はパワーロック系のロックバンドなんだきっと。


Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)曰く、ジャンルに関しては・・・どう呼ばれようが、根底にあるものは、いつも曲そのものだ。でも、もし、70年代に演奏していたら、俺たちをブリティシュ・メタルと呼んでいたかもしれない」って。

でもねぇ~。デビュー当時はお化粧して、長髪だから・・・ヘアメタルの一派にみられてしまうんだよねぇ~。

ルックスもカッコ良かったし、その辺狙いでレコード会社の戦略だったんでしょうねぇ~・・・・。

これが、良かったのか? 悪かったのか? わかりませんが・・・

 

 

 

ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)について

1982年にDonnie Vie(ドニー・ヴィー)とChip Z'nuff(チップ・ズナフ)の出会いから物語はスタートする。

1984年頃にシカゴ近郊のブルー・アイランドで結成。
当時のバンド名は "Enough Z'Nuff" でした。

結成当時のオリジナルメンバー

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Gino Martino(ジーノ・マルティーノ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:B.W. Boeski(B.W. ボウスキー)

 

デモ音源を作成し、インディーレーベル からアルバムを1枚発表する。

BIG DEAL というレーベルはアメリカ国内でパワーポップ/ロックンロールバンドのリリースを精力的に行っていたレーベルです。

この手のアメリカン・ポップ・ロック音楽が好きな方々からは手引書的な役割を持っていたところだ。

 

そして、このインディーズでのアルバムは後に再発されることになる。
アルバム名は「1985」

※このインディーズアルバム制作時のメンバーについてですが、・・
オリジナルメンバーで制作したのか? 既にデビュー時のメンバーになっていたのか?
正直わかりません。 文献によって書かれていることが違う・・・。

インディーズ盤にメンバー記載あれば、はっきりするかも知れないのですが、持っていません・・。

 

そして・・・

インディーズながら「Catholic Girls」という曲がヒットしたことを契機にライブは満員御礼に! シカゴでの圧倒的な人気バンドとなる。

更に・・・メジャーデビューしているバンドのシカゴ開催アリーナコンサートではオープニング・アクトに起用され、デビューしていないバンドながらアリーナのステージに立ったのであった。

 

1989年・・・メジャーとの契約(契約金は数千万円~数億円との噂)

メジャー契約時の ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Derek Frigo(デレク・フリーゴ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Vikki Foxx(ヴィッキー・フォックス)

 

1989年、メジャー1st「ENUFF Z'NUFF」発表

 

レコード会社の意向?もあって、化粧をしたミュージックビデオ制作など、グラムメタル的な宣伝活動がなされた。

評論家、ミュージシャンからの評価は高かったものの・・・。

彼らの派手で毒々しい見た目のイメージが・・・非難の対象となり、その後、音楽そのものに対して正当な評価までも揺らいでしまう結果になるとは・・・

 

しかし、

アルバムは全米74位を記録。
シングルでは、「NEW THING」全米67位、「FLY HIGH MICHELLE」全米47位を記録する。

 

ちなみに

「FLY HIGH MICHELLE」はヴォーカリスト:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)のガールフレンド(ドラッグで亡くなった)のことを唄ったものだとか。

 

そして1991年にメジャー2ndアルバムを発表するのだが・・・
アルバム制作時期にはヴォーカル:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)が深刻なドラッグの問題を抱えていたようだ。

この問題は・・・楽曲にも少し影響したのだろうか・・・
ポップでキャッチーなメロディを基本にしてはいるものの、哀愁や湿り気具合が深い感じになっていった。

 

1991年、2ndアルバム「Strength」発表

 


一度ついたイメージを払拭するのは難しい。化粧を落として活動したものの・・・。

商業的には決して、成功したアルバムとは言えない。(全米143位)

アメリカの音楽シーンもグランジ、ヘヴィー/ダークなサウンドが台頭していたため、過去に流行った80年代の音楽はダサい・・。という流れの中に埋められてしまう。

 

そして・・・
新人としては破格の契約金を出したとされるレコード会社から契約を破棄されてしまう。
これは、契約していたATCOの社長の退陣が影響した。スタッフの顔ぶれも変わったことによるところが大きいだろう。

 

ただ、このアルバムに収録された曲はイギリスのバンド:ワイルドハーツやポール・ギルバートによってカヴァーされたりもしている。

ドラッグ問題もあってか、ダークな作品となってしまったが、本来の曲の良さは他アーティストなどから称賛されたいたに違いない。

 

しかし・・・ドラッグ問題はDonnie Vie(ドニー・ヴィー)だけではなかった。
アルバムツアー終了後に同じくドラッグ問題を抱えていたDerek Frigo(デレク・フリーゴ)が脱退する。

 

契約解除後の活動において、Donnie Vie(ドニー・ヴィー)とChip Z'nuff(チップ・ズナフ)の両名はDerek Frigo(デレク・フリーゴ)のいない活動にフラストレーションをを感じ、危険を承知でDerek Frigo(デレク・フリーゴ)を呼び戻す。
もちろん、再び問題を起こさないことを約束に・・・。

 

ATCOとの契約は解除されたが、アリスタ・レコードに移籍の上、3rdアルバムを発表することが出来た。

 

1993年、3rd「Animals With Human Intelligence」発表

 

3rdアルバム時の ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Derek Frigo(デレク・フリーゴ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)

Ds:Vikki Foxx(ヴィッキー・フォックス)

 

このアルバム制作後・・・
ドラムのVikki Foxx(ヴィッキー・フォックス)がモトリークルーを解雇された、ヴィンスニールのバンドに引き抜かれてしまう!!

ということで・・発売されたアルバムジャケットは3名。メンバークレジットも3名で、Vikki Foxx(ヴィッキー・フォックス)はADDITIONAL MUSICIANS(参加ミュージシャン)扱いになっています。

バンドは新たなドラマー:Ricky Parent(リッキー・ペアレント)を迎え入れ活動を継続。

 

この3rdアルバム「Animals With Human Intelligence」ですが、イギリスのKERRANG!誌のレビューでは最高得点を獲得し称賛されました。

 

しかし・・・
ENUFF Z'NUFF(イナフ ズ・ナフ)の久々のライブが開催されたが、とても褒められた内容ではなかったらしい・・・。(ドラッグの影響があまりにも酷かった)

 

アリスタ・レコードとの契約も終了し、その後の活動情報が途絶えていたころ・・。

 

バンドはある意味休止状態となっていたが、再出発として・・・ 

Derek Frigo(デレク・フリーゴ)の後任には、バンド結成当時のギタリスト:Gino Martino(ジーノ・マルティーノ)を呼び戻し、体制を整えていた・・。

 

1994年、メジャー・デビュー前の音源を収録した「1985」の再発売。

 

1994年、Chip&Donnie名義でアルバム「BROTHERS」を日本にて発表。

 

1994年、アルバム「TWEAKED」発表。

 

アルバム「TWEAKED」頃の ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Gino Martino(ジーノ・マルティーノ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Ricky Parent(リッキー・ペアレント)

 

かねてからのDonnie Vie(ドニー・ヴィー)のドラッグ問題も、契約解除やメンバー引き抜きなど・・・様々な状況下であったが、立ち直る切っ掛けとなったのは、ファンからのファンレターやプレゼントだったと後になってから本人は語っている。

 

その後、沈黙状態が続く(経済的支援のない状態のため、継続的にスタジオでのレコーディングをするこが出来なくなっていた・・・)

 

これまでの未発表曲を集めたアルバムを発表する。
曲作り自体は、ものすごいスピードで各アルバム発表時に創るということなので、未発表音源は沢山あるんだろうね。

1996年、未発表音源集「Peach Fuzz」発売

 

この頃には、既にギターリストはオリジナルメンバーだったGino Martino(ジーノ・マルティーノ)からJohnny Monaco(ジョニー・モナコ)に代わっていたようです。

 

1997年、
日本で発売されていたChip&Donnie名義のアルバム「BROTHERS」にボーナストラックを追加して、アメリカ本国で発売された。
ただし、名義はENUFF Z'NUFFとして、アルバムタイトルは「SEVEN」と名付けれた。

 

さらに
これまでのLIVE音源によるライブアルバムを発売する

1997年、ライブアルバム「LIVE」発売

 

同年、Donnie Vie(ドニー・ヴィー)とSteve Stevens(スティーヴ・スティーヴンス)の共作による「SWEET MOTION」が伝説のボーカリスト氷室京介のアルバム「I・DE・A」に提供されるなど話題には尽きなかったが・・・本チャンの活動は???

 

そんな折、久しぶりのオリジナルアルバムが日本先行発売にて発売された。
1998年、アルバム「Paraphernalia」発売。

 

アルバム「Paraphernalia」頃の ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Johnny Monaco(ジョニー・モナコ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Ricky Parent(リッキー・ペアレント)


同年9月には、初の来日コンサートが開催された。
このコンサートではゲストにSteve Stevens(スティーヴ・スティーヴンス)が登場。

 

その後・・・
ギタリストのJohnny Monaco(ジョニー・モナコ)が脱退。
彼はその後、LA GUNS に加入することになる。

しかし・・すぐにJohnny Monaco(ジョニー・モナコ)はLA GUNS を脱退。
なんだったんだろう???

 

ということで、

2000年に発売されたENUFF Z'NUFFの新作で・・ちゃっかり? ギターリストのクレジットにJohnny Monaco(ジョニー・モナコ)の名前は記載されていましたとさ・・。

2000年、アルバム「TEN」発売

 

アルバム「TEN」頃の ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Johnny Monaco(ジョニー・モナコ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Ricky Parent(リッキー・ペアレント)

 


2002年、アルバム「Welcome To Blue Island」発売

 

アルバム「Welcome To Blue Island」頃の ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Johnny Monaco(ジョニー・モナコ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Ricky Parent(リッキー・ペアレント)

 

しかし・・・
Donnie Vie(ドニー・ヴィー)はライブツアーに参加しないことを表明する。
音楽業界への失望をかけたようだが・・・真意はわかりません。

ソングライティングチームだった、Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)とDonnie Vie(ドニー・ヴィー)の間に亀裂が入ることになる。

しかも、Donnie Vie(ドニー・ヴィー)は結婚を機にロサンゼルスに引越した。
体調も悪かったことも相まって、次第にChip Z'nuff(チップ・ズナフ)との関係も希薄になっていく・・・。

 

そして・・・
Donnie Vie(ドニー・ヴィー)側から ENUFF Z'NUFF 脱退宣言が一方的に出された。

 

そんな中・・・
Donnie Vie(ドニー・ヴィー)抜きでもChip Z'nuff(チップ・ズナフ)は ENUFF Z'NUFFとしての活動を継続しライブも開催していく。


2003年、ベストアルバム「Favorites (Greatest Hits)」発売

 

2004年にはChip Z'nuff(チップ・ズナフ)とDonnie Vie(ドニー・ヴィー)の両者も歩み寄り、デビュー当時のメンバーにてアルバムを発売する。
更に、ゲストプレイヤーに癌を宣告され闘病生活を送っていたRicky Parent(リッキー・ペアレント)もドラムで参加するなど ENUFF Z'NUFF の歴史の一部を作ってきたメンバーでの作品となった。

2004年、アルバム「?」発売

 

アルバム「」頃の ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Derek Frigo(デレク・フリーゴ)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Vikki Foxx(ヴィッキー・フォックス)

 

しかし・・・

アルバムリリース前の2004年5月にDerek Frigo(デレク・フリーゴ)はドラッグにより亡くなってしまう。

 

Donnie Vie(ドニー・ヴィー)は再び・・バントとの距離を置くようになる。
そして、Donnie Vie(ドニー・ヴィー)はソロアルバムを発表する・・・。

 

Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)はバンドを継続させるべく、ライブアルバムを立て続けに発表していく!

2005年、ライブアルバム「One more for the road」
(Derek Frigo(デレク・フリーゴ)追悼アルバムでもあった)

2006年、ライブアルバム「Extened Version」

2007年、ライブアルバム「Tonight-Soldout」

 


2007年10月には闘病生活を送っていたRicky Parent(リッキー・ペアレント)が亡くなってしまいます。

 

Donnie Vie(ドニー・ヴィー)もまた・・ENUFF Z'NUFF の2ndアルバム「Strength」をアコースティックでのセルフカバー作品を発表している。

 

ENUFF Z'NUFF のソングライターだった二人はなんだかんだ言っても、ENUFF Z'NUFF の周りをウロウロしているようで煮え切らない感じだったが・・・

 

2008年に二人の関係に転機が訪れる。
リアリティ・ショー「Bands on ths run」という番組のパイロット版への出演依頼だった。内容はロックンロールのライフスタイルを取り入れたバンドコンテストの番組。
パイロット版であるため、オンエアはされなかったが、この収録を通じてDonnie Vie(ドニー・ヴィー)、Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)の関係は修復されたのである。

 

2009年、アルバム「Dissonance」発売

 

アルバム「Dissonance」の レコーディングメンバー

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Jake E Lee(ジェイク・E・リー)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Vinnie Castaldo(ヴィニー・カスタルド)

 

「Dissonance」の ツアーメンバー

Vo:Donnie Vie(ドニー・ヴィー)
G:Tory Stoffregen(トニー・ストッフリージェン)
Ba:Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)
Ds:Vinnie Castaldo(ヴィニー・カスタルド)

 

ENUFF Z'NUFF というバンドが一時期、空中分解されていたこともあって、
Donnie Vie(ドニー・ヴィー)、Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)ともに別のプロジェクトも同時進行しながら、ENUFF Z'NUFF の活動を行うようになる。

 

2009年、ライブアルバム「Live and peace 2009 - 20th Anniversary Live at Club Citta」発売

 

2014年、「Covered in Gold」発売

カバー曲集のアルバムになります!

 

2016年、「Clowns Lounge」発売

このアルバムは、これまでのデモ音源を収録し直したり、ミックスし直したりしたようなアルバムです。そして・・Johnny Monaco(ジョニー・モナコ)が歌っている曲もありますね!(彼は結構、起用な人です。。。)

 

 

 

ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)の現在

 

2018年、アルバム「Diamond Boy」発売
このアルバムは・・・完全に Donnie Vie(ドニー・ヴィー)抜きでのアルバム!
ということで、Chip Z'nuff(チップ・ズナフ)の決意表明のようなアルバム。

 

 

2020年、アルバム「Brainwashed Generation」発売

このアルバムには・・Donnie Vie(ドニー・ヴィー)もゲストとして1曲歌っています。他にも参加アーティストは元ENUFF Z'NUFFとしてVinnie Castaldo(ヴィニー・カスタルド)やTony Fennell(トニー・フェンネル)なども・・。

 

現在のENUFF Z'NUFF メンバー

Vo&Ba:Chip Z’nuff(チップ・ズナフ)
G:Alex Kane(アレックス・ケイン)
G:Tory Stoffregen(トニー・ストッフリージェン)
Ds:Daniel Benjamin Hill(ダニエル・ベンジャミン・ヒル)

 

 

新しい音源や昔のデモ音源などの発表なども今後もあるだろうけど。。、

昔からの ENUFF Z'NUFF ファンの方は・・・

Chip Z’nuff(チップ・ズナフ)率いる ” ENUFF Z'NUFF ”
Donnie Vie(ドニー・ヴィー)が歌う ” Donnie Vie ”

 

この二つの存在を楽しむことになるのだろうなぁ~ きっと・・。

 

 

映像で楽しむ ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)

デビュー時の映像。お化粧しているENUFF Z'NUFF が観れます。
ちょっぴりサイケでちょっぴりパーティロックバンドっぽい・・。
これが、その後仇となるのだが・・・。カッコいいと思いますよ!!

 

"New Thing"(New 16:9 Formatting)

 

 

さらに・・・ 

 

2016年 Chip Z’nuff が 歌う ”New Thing"  Live 

 

  

2020年現在 Chip Z’nuff が 歌う
ENUFF Z'NUFF ”Fatal Distraction"

 

 


TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出

ENUFF Z'NUFF のメジャー1st「ENUFF Z'NUFF」に関しては、自分好みの楽曲が含まれるアルバムを出してくれるバンドが現れたと思いましたね。

ねちっこいヴォーカルの歌唱も中毒性ありすぎ!!!

 

でも、不満な点と言えば、サウンドが・・ヘヴィメタルに寄り過ぎ・・・な事。
本人達は、いいメロディの楽曲をアグレッシヴに演奏しただけなんだろうけど・・。

ハードロック/ヘヴィメタルも嫌いじゃないけど・・・
この頃、好みが少し変わった(戻った?)感じの時期だったし・・。

サウンド的にはハードでメタリックな部分があるのですが、メロディがイイじゃないですか!?

アメリカのバンドですが、湿っぽいとこもあって・・・・

私個人的に、この ENUFF Z'NUFF には惹かれましたね! 


でも・・・周りの仲間は、そんなに評価が高くなかった!!!

どうしても中途半端な感じに聴こえる(思える)らしい・・・。
同時期にデビューのPRETTY BOY FLOYD(プリティ・ボーイ・フロイド)のようにおもい切ったバンドの方がまだ良いみたいでしたね。

アメリカの80年代のハードロック/ヘヴィメタルバンドに関して、私は好き嫌いがはっきりしちゃう感じで、好きか嫌いしかない感じです。。

まぁ、嫌いといいうか・・アルバムを聴いてみて、、どうしても苦手なバンドもいますので、周りの仲間にも同じような感覚もあるでしょう。。。

 

でも、ENUFF Z'NUFF は私にとっては中毒性のあるバンドになってしまった。
音沙汰なくても、なぜかタイミング良く新作発売の情報を耳にしたり・・記事で知ったり・・・そして、購入してしまう日々が続くのであった。

 

あとがき

ENUFF Z'NUFF(イナフ・ズ・ナフ)の事を描き始めたら・・・
止まらなくなって 滅茶苦茶 長く なりました。

 

最後まで読んで頂いた皆様、誠に ありがとうございました!! 

 

これからも「懐かしい」や「いいじゃん」と思う音楽CDを中心に紹介していきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます!! 

 

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