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プロデューサーにボー・ヒルを迎えて制作されたKIX(キックス)の3rdアルバム。音楽性が拡がった作品だったけど、セールス的には・・・・。それでもKIX(キックス)はこれまで同様、地道な活動を継続していく・・・・。
こんな方におすすめ
- 元気いっぱいの縦ノリ ハードロックンロールがお好きな方
- バンに機材を詰め込んで駆けずりまわるトラベリンバンドに興味がある方
- 身体が自然に動き出してしまう体験(個人差あり)をしてみたい方
- ポップな面も許せるロックファンの方
- やはりライブが似合うロックバンドに興味がある方
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KIX「MIDNITE DYNAMITE」(1985年)
まずは、この映像からスタート 「Midnite Dynamite」
アルバムの1曲目! KIXの中ではゆったりとしたリズムですが、サビはポップな感じでKIXらしいというか、当時の雰囲気たっぷりの楽曲です。
Kix - Midnite Dynamite (Official Music Video)
アルバム「MIDNITE DYNAMITE」あれこれ
アルバムの制作にあたり、所属レコード会社のアトランティック・レコード専属? お抱えプロデューサーのボー・ヒルが担当しました。
RATT でおなじみ? かもしれません。
ドラムの音処理にちょっと特徴があって、RATTの1stアルバム『Out Of The Cellar』と今回のKIXの『MIDNITE DYNAMITE』のサウンドを聴くとそのドラムの特徴などがわかるかと思います。
当時、そのサウンドはかなり衝撃的でした、、、。電子的な感じも違和感なく聴ける!
そんなボー・ヒルがプロデュースしたアルバム『MIDNITE DYNAMITE』でしたが、思ったほどレコード会社からのバックアップは受けることがなかったようです。
ボー・ヒル 関係で、キップ・ウィンガーもソングライティングに名を連ねていたりするんですけどね。
アルバム的には幅広い音楽性がうかがえる心機一転を狙ったアルバムに感じます。
まぁ、セールス的には 売るタイミングを逃した作品かもしれません。
そんな感じでしたが、レコード契約が切れたわけではないので、KIXは地道にライブを継続していきます。 トラベリング・バンドだしね。
TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)
総合満足度 :★★★★☆
ノリノリ楽曲収録評価 :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価 :★★★☆☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価 :★★☆☆☆
イージーリスニング評価 :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価 :★★★★☆
アーティストルックス :★★★★★
※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。
また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。
視聴コーナー
収録曲へのコメント
1. MIDNITE DYNAMITE
AC/DC の亜流と言われるのは、仕方がないかもしれないが、KIXらしいリズムとメロディで気持ちがいい楽曲。途中でデフ・レパードっぽくなるのもイイじゃない! 結構好きな曲です。
2. RED HOT (BLACK&BLUE)
やはりプロデューサー:ボー・ヒルって感じのドラムの音色です! そんな感じなので結構聴き応えはあります。まぁ、当時の流行のようなサウンドですねぇ~。70年代の雰囲気とは全く異なるサウンドなので、好き嫌いが分かれるかもね。でもこの曲好きです。
3. BANG BANG(BALLS OF FIRE)
ちょいと悲しい感じになりそうなイントロがちょいと見え隠れしますが、全くそんなことはない楽曲です。サビもKIXらしい元気な感じで好きな曲です。
4. LAYIN' RUBBER
これもKIXらしい元気な楽曲です。ドラムだけ聴くとRATTかと思うくらい、ボー・ヒルのサウンドだとわかります。
5. WALKIN' AWAY
KIXにしては冒険したような楽曲とサウンドですね~。 でもこの曲、イイ曲です。雰囲気はまったくハードロックっぽくない前半。途中から「あ! KIXでしたね~この曲」って感じにもなりますが、A-HAの後に流しても違和感ないかもしれません。
6. SCARLET FEVER
イントロのサウンドだけだとRATTか? と思ってしまう・・・。しかし歌が始まればKIXですね~。と思う楽曲。それだけボー・ヒルのサウンドも個性があるのでしょう。まぁ、途中のコーラス NaNana・・・はKIXらしい。
7. CRY BABY
この曲も これまでのKIXとは違ったアプローチかも知れませんね。
8. COLD SHOWER
この曲も 新しいアプローチだろう。とは言っても、KIXらしい雰囲気が徐々に出してくるので安心しながら聴ける曲。
9. LIE LIKE A RUG
KIXらしい疾走感のある楽曲。この曲はライブ映えしそうな楽曲ですね~。好きな曲です。
10. SEX
Aerosmithみたいなアプローチで進みながらKIXだよ~って途中から思わせてくれる不思議な曲。
久しぶりの KIX「MIDNITE DYNAMITE」でしたが、レコード会社のプッシュがもっとあったらどうなってたんだろうか? 結構いいアルバムだと思うが、当時のことを考えると1曲綺麗なロックバラードがあれば、レコード会社も話は別だったのだろうか?
映像で楽しむ KIX「MIDNITE DYNAMITE」
このアルバム楽曲発売時期の映像、あまり探せなかったので、最近のライブ映像をどうぞ!
"Midnight Dynamite & Lie Like a Rug" Kix@York PA Fair 7/27/21
あとがき
このバンド、最初の頃はAC/DCの亜流バンドなんて言われてたっけ。
自分もAC/DCみたい! って思ったんですけど、前作の2ndは、AC/DCというより、もっとポップなロックバンドって感じだったし、イメージは徐々に変わっていくバンドでしたね。
ハード・ポップというには激しいし、ハードロックというにはポップだし・・・。
まぁ、中途半端な感じも KIX(キックス)の魅力のひとつです。
更に付け加えれば、突飛な感じのカリスマ性はなかったし・・・。
KIX は そういうとこもひっくるめて、好きなバンドです!!
今回は KIX「MIDNITE DYNAMITE」(1985年) アルバム・レビューでした。
それでは・・・またねぇ~。