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THE DAMNED「DAMNED DAMNED DAMNED(地獄に堕ちた野郎ども)」(1977年)アルバム・レビュー【Collection#231】

 

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記事を移転しました。

 

 

正真正銘、ロンドンが生んだパンクバンドだった! このアルバムはブリティッシュ・ロック史に衝撃を与え、世界に衝撃を与えたといっても過言ではないだろう。この時期には CRASH 然り、本人たちが望んでなくても 一括りに U.K.PUNK と呼ばれる バンドが注目を浴びた時期だった・・・。

こんな方におすすめ

    • 70年代後半 ロンドンのパンクムーブメントに興味がある方
    • パンクって何だったんだ!? と興味がある方
    • いつの時代もロックは楽しい! と思う方
    • あの曲はこのバンドがオリジナルだったんだ!? と思ったことがある方
    • 第二期以降のダムドは知っているけど、第一期は聴いてなかった方

 

 

THE DAMNED「DAMNED DAMNED DAMNED(地獄に堕ちた野郎ども)」(1977年)

 

まずは、この映像からスタート 「映画『地獄に堕ちた野郎ども』予告編」 

ダムドのドキュメンタリー映画が世に出るとは・・・
メンバーチェンジは多かれ、今なお活動を継続しているバンドだしね。

バンドやアーティストのドキュメンタリーって結構増えましたね。

 

ダムド初のドキュメンタリー/映画『地獄に堕ちた野郎ども』予告編

 

 

アルバム「DAMNED DAMNED DAMNED(地獄に堕ちた野郎ども)」あれこれ

1976年に結成され、シングル「New Rose」をリリース。

これがロンドン・パンク(U.K.PUNK)として初めてのレコードリリースだった。

日本で、ロンドン・パンクと言えば、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ダムドという三大パンクバンドとして当時注目されていました。

他にもストラングラーズとか・・。

 

アルバムの話の前に、ダムド結成までの歴史をすこし。

 

ダムドの原型として Subterraneans(サブテラニアンズ) という3人組のバンドが1975年に結成されました。

メンバーは、レイモンド・バーンズ(後のキャプテン・センシブル)と、クリス・ミラー(後のラット・スケイビーズ)。そして、元Bastard、元LONDON SS、後にThe Lords of the New Churchを結成するブライアン・ジェイムスがいました。

しかし、このSubterraneans(サブテラニアンズ)の活動は自然消滅してしまう。

そこに ”あの” マルコム・マクラーレンが関わってくる。

マルコム・マクラーレン発案によって、新しいバンドをスタートさせようとしたが、これまた自然消滅してしまう。

 

活動を少しややこしくさせたのか? ダムド結成の種をもらえたのか? 

 

結果的には、

マムコム・マクラーレンと関わったことで、マルコムから紹介されたボーカリスト:デイヴィッド・レッツ(後のデイヴ・ヴァニアン)を知ることになり、ダムドが結成されたので結果オーライだったのかな?

 

1976年に、THE DAMNED は 当時のセックス・ピストルズのサポートを務めることになった・・・。

さらに「100 Club PUNK Festival」への出演、レコード会社との契約・・・。

そしてシングルリリースへ・・・。

 

そして1977年にこのアルバム「DAMNED DAMNED DAMNED(地獄に堕ちた野郎ども)」がリリースされた。

 

アルバムジャケットは、それっぽい! って感じだよね。

 

ちょいと、忙しないし 落ち着きもない演奏・・・。 

サウンドも薄っぺらい感じなのでハードロック好きな方からは嫌煙されるようなタイプ。

 

しかし、この衝動的なサウンドは、カッコいい!!

もちろん、音色の好みもあるので、ダムドはちょっと苦手という方もいるかもしれませんが、歴史的パンクアルバムとして「DAMNED DAMNED DAMNED(地獄に堕ちた野郎ども)」は重要な1枚であることは変わりません。

 

※音色的にはクラッシュの方が個人的には好きです・・・・けどね。

 

ちなみにプロデューサーはスティッフ・レコードのハウス・プロデューサーであり、Rockpile(ロックパイル)というバンドにも在籍していた、Nick Lowe(ニック・ロウ)です。

 

ダムドはその後、2ndアルバム『Music for Pleasure』をリリースしてツアーもこなしていましたが、ツアー中の脱退騒動などなどあり、1978年には解散してしまいます。

第1期のダムドはここで終了・・・。

 

第2期以降は ソングライティングのほとんどを手掛けていたブライアン・ジェイムスが在籍していないこともあって、音楽性は違う方向へ・・・。

 

TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★☆

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価       :★★☆☆☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価      :☆☆☆☆☆
イージーリスニング評価       :☆☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★★★

アーティストルックス        :★★★★☆

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。 

視聴コーナー 

 

収録曲へのコメント 

1. Neat Neat Neat

今聴くと暴走ロックンロールとかって感じに聴こえますね。これでバスドラがどっしりした音色だったり、ベース音ももっと太かったらハードロック好きも気に入るんじゃないか? って思いますね。


2. Fan Club

この曲のイントロ好きです。 展開も好きです。


3. I Fall

ちょっと古い感じもするロックンロールですが、バスドラ連打で、テンポが速い・・で音色の好みもありますが、今聴くとちょっと疲れる・・・。


4. Born To Kill

ちょっと明るい感じのロックンロール。こういう感じ好きです。プロデューサーはニック・ロウでしたね。 衝動的なサウンドを少しは聴きやすくしているんだろうなぁ~と思います・・。この曲大好きです。
 

5. Stab Your Back

やはりこの曲も忙しないねぇ~。

 

6. Feel The Pain

ちょいと怪しいイントロ・・・この感じは、再結成以降のダムドに影響してそうな曲です。

 

7. New Rose

この曲は滅茶苦茶好きです。音色はちょっと聴きずらいとこもあるんですが、それでも好きな曲です。

 

8. Fish

ベースがカッコイイ!って思う楽曲。ボーカルは左右から攻めてくるので面白い。ギターも弾きまくり!! 各楽器がそれぞれ目立つ箇所が聴きどころ!

 

9. See Her Tonite

攻撃的な楽曲。一直線に攻めてくる感じ・・・。

 

10. 1 Of The 2

メロディは結構ポップな感じですね。この曲も好きな曲です。ちょっとニューヨーク・ドールズを思い出します・・・。

 

11. So Messed Up

この曲も結構好きです。 コーラスが適当というか、きっちりと させないところがイイね。

 

12. I Feel Alright

ザ・ストゥージズ の『1970』のカバーですね。これも十八番のような感じでした。

 

13. Help (CDボーナストラック)

ビートルズの曲です・・・。 最初わからなかった・・・。

 

14. Singalonga Scabies (CDボーナストラック)

インスト。

 

久しぶりの THE DAMNED「地獄に堕ちた野郎ども」でしたが、カッコいい!! まぁ一番最初に聴いた時(高校時代)は音色的にちょっとダメだったんですが、高校卒業後、好みが変化したのか、かなり聴いてました!! 

 

 

映像で楽しむ THE DAMNED「DAMNED DAMNED DAMNED(地獄に堕ちた野郎ども)」

 

この曲大好きです!

The Damned - New Rose (Official HD video)

 

 

2019年のライブ映像から

The Damned 'New Rose' + 'Neat Neat Neat' at Punk Rock Bowling

 

 

 

ダムド『NEW ROSE』のカバーをしたアーティスト

 

アルバムに収録されている『NEW ROSE』はよく聴きました。

この曲、いろんなバンド・アーティストにカバーされてるんですよねぇ~

 

ということで 『NEW ROSE』 をカバーしているバンドを紹介します。

 

最初はアメリカの70年代にデビューしたブロンディがカバーしたバージョン!
歌い方はさすがデボラ・ハリー! ちょっと色気も感じます!

Blondie - New Rose

 

 

2番手はこのバンド! 

2015年の映像。アメリカのロックバンド:EAGLES OF DEATH METAL 
バンド名が凄いね~。デスメタルのイーグルス って・・・。
もう、おっちゃん達なんだけど、かなり攻撃的です!

EAGLES OF DEATH METAL - "New Rose" (Live in Joshua Tree, CA 2015) #JAMINTHEVAN

 

 

お次は 日本から!! 彼のライブは楽しかった!! hide のライブ!
かなり楽しめますよ!! ライブならではの歌詞変えや煽りも面白いです!

hide / New Rose

 

 

まだまだあるよー--

 

80年代後半 どこもかしこも ガンズ!!って!
このバンドの面白いのは、ベーシスト:ダフ・マッケイガン が結構、この手が好きってことだろうか!? もちろんボーカルは アクセルではなく、ダフ・マッケイガン!!

ライブで、この曲はメドレー的になっていて、最初にジョニー・サンダーズの「You Can't Put Your Arms Around a Memory」を少し歌ってから『NEW ROSE』へと流れるんだよね~。これ最高!

New Rose Guns N' Roses

 

 

ラストは 先ほどのガンズのカバーバンドなのかな? 
ガンズの曲をかなり演奏している映像だらけのバンド Glam Voodoo の映像

そうそう、ガンズ バージョンってことで、やはり導入はジョニー・サンダーズの「You Can't Put Your Arms Around a Memory」を少し歌ってから『NEW ROSE』へ!

やはりこのバンド Guns N' Roses の トリビュートバンドなんだろう・・。

Glam Voodoo - New Rose (Guns N' Roses Cover) // 2021

 

あとがき

1970年代後半

当時、セックス・ピストルズ、クラッシュも早々にバンドを題材にした映画も公開されたけど・・・。

長年、映像的なものって、無視されてきたダムド(無視されてたのか? 無視してきたのか? わかりませんが・・・。)

 

ダムドの映画もDVDされてましたね。

 

 

今回は THE DAMNED「DAMNED DAMNED DAMNED(地獄に堕ちた野郎ども)」(1977年)アルバム・レビューでした。

 

それでは・・・またねぇ~。