MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)のソロアルバムを3作目にあたる「PEACE OF MIND」だが、空中分解になった JERUSALEM SLIM の後に結成した新バンドDemolition 23.(1994年)も自身の作品「NOT FAKIN’ IT」の時のような”モンちゃん旋風”には及ばず・・・2枚目のアルバムリリースなく、サムもナスティもバンドを脱退し解散。
Demolition 23.でもパンキッシュなロックンロールを奏でてくれましたが、この「PEACE OF MIND」も原点回帰のギラギラした装飾なしのロックンロールを披露してくれています!
MICHAEL MONROE「PEACE OF MIND」(1996年)
こんな方におすすめ
- キケンな香りが漂うロックンロールバンドに浸ってみたい方
- 80年代初期の伝説のバンド HANOI ROCKS に興味がある方
- HANOI ROCKS 関連のアルバムはコレクターアイテムかもと思う方
- 彼にとっての正直な気持ちのロックンロールを理解しようと思う方
- シンプルでありパンキッシュなロックンロールが好きな方
アルバム「PEACE OF MIND」あれこれ
このアルバムは、MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)にとって、Demolition 23.からサムもナスティも個人活動への意向もあり、脱退し解散となった・・・。
その後、マイケルの活動は影を潜めていたが・・・。
母国フィンランドに戻り、幼馴染がギターを弾いてもらったり、マイケル自身で演奏をレコーディングしたりしながらレコーディングをしていたようです。
まぁドラムのジミー・クラークはこのアルバムに参加していたりするのですけど、レーベルもインディからの発売だったりと・・・。
これまでの過去を清算し、ソロ第一弾の『Nights Are So Long』に感じた雰囲気を持ったアルバムです。
インディレーベルからのリリースだろうが、こうして日本で発売されるのは嬉しい限りだし、HANOI ROCKSやMICHAEL MONROEが好きなファンにはたまらない作品であるのは間違いない!
プロデューサーはマイケル本人です。
今回のアルバムもこれまで同様にカバー曲も収録されています!
オリジナルはDAMNED、MC5、DEAD BOYS とマイケルらしい選曲ですねぇ~
収録されている楽曲的には、一切の装飾なしでシンプルなサウンドが詰まっています。原点回帰的なシンプルでパンキッシュなロックンロールアルバムなのですが、どこか影がある感じが全体から伝わってくる不思議なアルバムです。
TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)
総合満足度 :★★★★★
ノリノリ楽曲収録評価 :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価 :★★★★☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価 :★★☆☆☆
イージーリスニング評価 :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価 :★★★★★
アーティストルックス :★★★★★
※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。
また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。
視聴コーナー
収録曲へのコメント
1. Where's The Fire John?
ほんのりハードロック的な雰囲気の始まりだが、曲が進行すれば気になりません!
まぁ、ご挨拶的な1曲目としてはグッドです! 待ってましたよ~ってマイケルに伝えましょう・・・!?
2. Make It Go Away
2曲目にちょっとだけ哀愁あるメロディをもってくるとは!って思ったけど、サウンド全体的には重心が低い分、ジーンと心に染みてくる・・・。
3. Machine Gun Etiquette
叫ぶバックコーラスが入る攻撃的な曲です! DAMNED(ダムド)のカバーです。
4. Always Right
この曲もちょっとだけ影がある感じに聴こえます。間奏はグッとくるし、間奏開けはちょっとHANOI ROCKSを思い出しちゃうし・・・。
5. Relationship Wrecked
やっと飛び跳ね系のアッパーな感じの曲が登場です! ちょっぴりDemolition 23.を思い出します! この曲好きです!
6. Loneliness Loves Me More
昼下がりが似合いそうな曲です。サックスがイイ感じで入ってくるし、サビメロはちょっと気怠い感じだし・・。イイ感じでラフに聴けます!
7. Kick Out The Jams
MC5の曲です。マイケルのカバーはいつも楽しませてくれますね。
8. Not Anymore
この曲もカバーです。DEAD BOYS のカバー。親しくしていたSTIV BATORS がいたバンドです。マイケルがカバーするSTIV BATORS 系はいつもイイ感じに出来上がってる気がする・・・。
9. Rent Free
一直線に突き進む感じのロックンロールで好きです。ギターとハーモニカのバトルも楽しめます!
10. Piece Of Mind
最後はかなり遊んでますねぇ~・・・・。
久しぶりの MICHAEL MONROE「PEACE OF MIND」(1996年)でしたが、どんよりした感じの雰囲気があったアルバムのイメージだったのですが、それほどでもないかと感じました。 自分自身の状態なども当時は影響してたのかな??
映像で楽しむ 「PEACE OF MIND」
このアルバムから一応・・・PVがあるので観てみましょうかね
かなりの低予算・・・仕方ないねインディ活動だし・・・。
Make It Go Away
おまけ音源 MC5「Kick Out The Jams」のライブバージョン
MC5 - Kick Out The Jams - Live Tartar Field, 1970
あとがき
このアルバムのCDには付録的なものとして、「水転写シール」なるものが入っていましたねぇ~。
皮膚に張ってもOKなんだが、皮膚がが弱い場合は・・・かゆみなどが・・・的な注意書きももちろん書いてあったけど、軽い感じでしたねぇ・・・。
あと、今回、Apple Music で『PEACE OF MIND』をデフォルトで探したらなくて、japanならあるかと思ったがない!
ならば!とフィンランドで探したら、出てきた!! ので視聴コーナーに置いておきました。
今回は、MICHAEL MONROE「PEACE OF MIND」(1996年)アルバム・レビューでした。
それでは・・・またねぇ~。