Paul Di'Anno(ポール・ディアノ)と言えば、IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)の初代ボーカリストである。裸に革ジャンを羽織った短髪の男は攻撃的に常葉を叩きつけるように歌うかと思えば、朗々とメロディを歌い上げたり・・・。ハードロックのボーカリストというよりもパンクムーブメントを過ごしてきた野郎が歌う姿が印象的だった。どちらにも属さないスタイルが魅力的だった・・・。
こんな方におすすめ
- 展開が難しいハードロックに浸ってみたい方
- 少し懐かしい楽曲をクリアなサウンドで聴いてみたい方
- 80年代ブリティッシロックにおけるに新しいムーブメントに興味がある方
- IRON MAIDENは初期が好きという方
- Paul Di'Anno(ポール・ディアノ)の華やかな時代を懐かしむ方
Paul Di'Anno「The Classics: The Maiden Years」(2006年)
まずは、この曲からスタート 「Wrathchild」
IRON MAIDENというとベースのスティーヴ・ハリスの奏法も凄いけど、ポール・ディアスのボーカルもバンドの顔として個性を放っていたのは間違いない!
Iron Maiden - Wrathchild (Live At The Rainbow)
アルバム「The Classics: The Maiden Years」あれこれ
このアルバムに収録されている楽曲は、IRON MAIDEN時代の楽曲をセルフカバーしたものになっています。
ポール・ディアスは昔の栄光にすがっている・・・という見方も出来るアルバムとして見られるのはしょうがないかもしれません。
しかし、IRON MAIDEN の初期(ポール・ディアス在籍時)の楽曲は後任のブルース・ディッキンソンが歌うよりもポール・ディアスの方が好きだと私のような方もいるんじゃないかな?
もしも同じ感覚の方なら、このセルフカバーは楽しめるアルバムになっているかと思う。
もちろん、スティーブ・ハリスは演奏していない・・・。
しかし、このアルバムの主役はポール・ディアスである。彼のボーカルスタイルは衰えてはいないし、ポテンシャルの高さを堪能できるアルバムです。
TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)
総合満足度 :★★★★☆
ノリノリ楽曲収録評価 :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価 :★★☆☆☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価 :★★☆☆☆
イージーリスニング評価 :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価 :★★★★☆
アーティストルックス :★★★★☆
※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。
また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。
視聴コーナー (曲順一緒の別タイトルアルバムになります(ボーナストラックないです)が・・・)
収録曲へのコメント
1. Wrathchild
ノリのいい雰囲気の楽曲、ポール・ディアスの叩きつけるような言葉の発し方や声質など、やはり好きだ!と思いながらこの曲を聴いています
2. Strange World
やはりメイデンの曲って聴き応えあるんだなぁ~って思いますよね。もちろんカバーなのでオリジナルじゃないけど、ポール・ディアスを引き立たせるようなミックスが泣ける。
3. Charlotte The Harlot
やはり、ポール・ディアスを引き立たせるようなミックスが続きます
4. Killers
IRON MAIDENオリジナルと時代が異なるし、セルフカバーなので違う曲に聴こえます。しかし、ポール・ディアス、私は元気です!っていう風に聴こえるのはなぜ!?
5. Prowler
やはり、時代が異なるのでクリアなサウンド・・・・。でもやはりカッコいい曲だ。
6. Murders In The Rue Morgue
この曲好きです。オリジナルよりもPOPに聴こえるかもしれない。
7. Running Free
かなりポップな印象です。もちろんギターが加われば、そうでもないんですが、聴きやすいからかもしれません。
8. Remember Tomorrow
ポール・ディアスの迫力が増している感じがしますね。彼の高音域が特に・・。
9. Phantom Of The Opera
この曲は聴き応えあるの名曲。ここに収録されたクリアなサウンドがたまりませんね。
この曲好きなんですよね~。
10. Sanctuary
パンキッシュな感じが好きです。
11. Women In Uniform
妙に明るい感じを持ったこの曲は IRON MAIDEN のオリジナルではありません。でも、ポール・ディアス自身、この曲好きですよね? って思うのは私だけかな??
12. Irn Maiden
楽曲表記はIrn Maidenだったり、Iron Maiden だったり・・。ドラムがタイトな感じで収録されています・・・。この曲のミックスは ポール・ディアス のボーカルを前面には出していないところが面白い。
13. Searching For You(Bonus Track for JAPAN)
アコースティック・・・。こんなポール・ディアスもいいでしょ? という日本盤だけのボーナストラック。
久しぶりの Paul Di'Anno「The Classics: The Maiden Years」でしたが、IRON MAIDEN の1st・2ndを聴きたくなっちゃいましたが、、、見当たりませんでした!
映像で楽しむ Paul Di'Anno
メイデン時代の映像を中心に・・・まずはこれです。
Phantom of the Opera- Iron Maiden LIVE 1980
結構ポップな要素満載のスピードナンバー! 実はこの曲、カバー曲でアルバムには収録されていないんですよね。シングル曲という何か大人の事情を感じてしまう・・・。
Iron Maiden - Women In Uniform (Official Video)
Paul Di'Anno 昔はこんなに美形でした! っていうのがわかるTV出演時の映像!
動き方がパンクのボーカリストのようだ。
Iron Maiden - Remember Tomorrow 1980
87年代後半には、メロディアスな楽曲を演奏し、ルックスはヘアメタル的なメンバーとこんな曲もリリースしてましたねぇ~
Paul Dianno's Battlezone - I Don't Wanna Know (Video) (1987) From The Album Children Of Madness
そして、最新の映像がこちらです! ここ最近は車いす生活が続いていますが、楽しそうに歌っています!
Paul Di'Anno - live at Keep It True Rising 2 - 2022
あとがき
彼のボーカルスタイルが好きです。
しかし、IRON MAIDEN のアルバムはどこにいったんだろう・・・。
昔、手放した記憶はないのだが・・・。
今回は Paul Di'Anno「The Classics: The Maiden Years」(2006年)アルバム・レビューでした。
以下、Paul Di'Anno 作品
それでは・・・またねぇ~。