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HANOI ROCKS「MILLION MILES AWAY」(1985年)ベストアルバム・レビュー【Collection#243】

 

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このベストアルバムは思いがけない形で1985年に発売されることになった・・・。HANOI ROCKSと言えば、1980年代初め、日本でもファンが多かったフィンランド出身のロックバンドである。ルックス的にも注目されロック雑誌や来日時にはTV出演なんかもしていたバンドである。1984年にはメジャー・レーベルであるCBSと契約し4thアルバム『Two Steps From The Move』をリリース。全米進出にて更なる飛躍へとアメリカに渡った1984年の12月8日、バンドに悲劇が訪れることとなる・・・。そしてこのベストアルバムの発売という流れになるのだった・・・。

 

こんな方におすすめ

  • キケンな香りが漂うロックンロールバンドに浸ってみたい方
  • 影響されたロックバンドとして名前があがるバンドに興味がある方
  • 80年代パンキッシュなロックンロールバンドに興味がある方
  • バンド名は聞いたことがあるけど、まだ楽曲を聴いたことがない方
  • 当時PUNK好きもメタル好きもこのバンドは好きな人が多い不思議なバンドに興味がある方

 

 

HANOI ROCKS「MILLION MILES AWAY」(1985年)

 

Million Miles Away

Million Miles Away

  • ハノイ・ロックス
  • グラムロック
  • ¥2139

 

まずは、この曲からスタート 「Malibu Beach Nightmare」 

勢いのある楽曲です。もともとはカリプソバージョンという別バージョンがあった(のちに音源リリースされましたね)。このカリプソバージョンをバスで移動中にマイケルがロックっぽく歌ったんだっけな? それをアンディ・マッコイ(G)が気に入って、このアレンジが生まれたんだっけな・・・。たしか。逆だったっけ??

Hanoi Rocks - Malibu Beach Nightmare -Japan TV

 

ベストアルバム「MILLION MILES AWAY」あれこれ

このベストアルバムですが、イギリスで発売されたものとは収録曲が異なります。
イギリス盤はマイケル・モンロー(Vo)とアンディ・マッコイ(G)が選曲したんだけど、それを無視してまで、日本盤の選曲をした理由ってのがある。

日本盤の選曲(今回紹介するアルバム収録曲)は5年間の活動の総決算であり、ファンの方以外にも多くの人々にHANOI ROCKSのことを知ってもらうことを目指した選曲。
その為、初めての人でもHANOI ROCKSの音世界にすんなり入れるよう選曲にしたんだと。音質的な事もあって外した曲もあるんだとか。

※『MILLION MILES AWAY』ライナーノーツより

一応、イギリス盤の曲順は以下の通り

SIDE‐A

1.Two Step From The Move
2.Don't You Ever Leave Me(’84 Ezrin Ver)
3.Maribu Beach Nightmare
4.Lost In The City
5.Motorvatin'
6.Underwater World
7.11th Street Kids(Live version)

SIDE‐B

1.Oriental Beat
2.Until I Get You
3.Back to Mystery City
4.Million Miles Away
5.Taxi Driver
6.Tragedy(Live version)

このイギリス盤、本人たちの選曲ってのもあって、HANOI のベストって感じだよね。
この時点では未発表曲になる「Two Step From The Move」(シングルリリース予定曲だった)を1曲目に入れるあたりも粋な計らいに感じます。

それでは、日本盤の収録曲はどうか?と言えば・・・。
HANOI ROCKS のアルバムで印象的なオープニングから1曲目のスリリングな展開を見せたアルバム『Back to Mystery City』の1曲目と2曲目を冒頭に持ってきた!

この展開でまだ聴いたことがないロックファンへのアプローチに加え、メロディがポップな楽曲、メロディアスな楽曲と日本人好み?と言ったら語弊があるかもしれないが、その辺も意識され差し替えされているんだろう。例えば『ICE CREAM SUMMER』とか『Cheyenne』なんて、まさにそれだろう。

まぁ、私も『ICE CREAM SUMMER』は好きな曲です。

初めてHANOI ROCKS を聴くなら、このベストアルバムってのも あり だろう。(日本編集の収録曲、イイ感じですょ!)

 

HANOI ROCKS (80's)
Vo:マイケル・モンロー
G:アンディ・マッコイ
G:ナスティ・スーサイド
Ba:サム・ヤッファ
Ds:ジップ・カジノ(1980-1982)
Ds:ラズル(1982-1984)※1984年 モトリー・クルーのヴィンス・ニールが運転していた車の交通事故により帰らぬ人となる。

 

当時、モトリー・クルーも結構好きだったので、複雑な気落ちになったもんだ。

 

 


TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★★

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価       :★★★☆☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価      :★★★☆☆
イージーリスニング評価       :★★☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★★★

アーティストルックス        :★★★★★

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。 

 

視聴コーナー 

 

収録曲へのコメント 

1. Strange Boys Play Weird Openings

アルバム『Back to Mystery City』の冒頭を飾る楽曲です。この曲の後の「Malibu Beach Nightmare」へとつながる期待が高まるオープニングだった!このベストでも同じ演出の選曲・・・。日本編集やるねぇ~。


2. Malibu Beach Nightmare

この曲はライブで盛り上がります! 


3. Ice Cream Summer

ちょっとポップな感じのロックンロールです。こういう曲もあるってのがイイと当時思っていましたね~。


4. Oriental Beat (Live)

この曲のドラムはジップ・カジノだそうだ。ライブでのアンディ・マッコイのコーラスも右スピーカーから存在感ある感じで届いてきます! この曲のノリも好き! もちろん途中で入るマイケルのサックスもイイねぇ~。個人的にはMalibu Beach Nightmareよりもこっちがライヴで盛り上がる!!
 

5. Don't You Ever Leave Me

ミドルテンポでちょっと”おセンチ”になっちゃうバラード系ですね。この楽曲は1984年のボブ・エズリンがプロデュースした時のもの。

 

6. Tragedy

この曲のドラムはジップ・カジノですね。この曲もHANOIの代表曲です。ギター、ベースのサウンドもカッコいい。

 

7. Love's An Injection

この曲のドラムもジップ・カジノです。ギターのフレーズが結構好きです。ピアノがちょっと怪しい雰囲気を醸し出してきますが、ところどころポップな感じになったりします。

 

8. Underwater World

Aメロでマイケルのボーカル、カッコいい!って思っちゃう曲。ゆったりとした感じの楽曲ですが、ギターフレーズ聴いていると引き込まれます。

 

9. Two Steps From The Move

この曲、コーラスが滅茶苦茶入ってきますが、それがカッコいい。魅惑的なロックナンバーです。

 

10. Under My Wheels (Live)

アリス・クーパーでお馴染みの「Under My Wheels」のカバー(ライブ)です。アリス・クーパー好きでしたので、すんなり受け入れられましたねぇ~。

 

11. Up Around The Bend

この曲もカバー曲です。C.C.Rってバンドのカバーですが、滅茶苦茶”明るく2仕上げてきます。この曲は2000年代の再結成のライブでも、マイケルのソロでもお馴染みの楽曲ですね。

 

12. Million Miles Away

暗いイントロ・・・悲しいギターフレーズ・・・。この世界観・・・こういう感じの曲、好きです・・・。曲の後半、結構ポップになっていったり。。。また戻ったり・・・・。こういうの好きです。

 

13. Cheyenne

この曲のドラムはジップ・カジノ。 かなり綺麗なバラードと思いきや、イントロ部だけで、その後はノリのいいロックンロール!! 

 

 

久しぶりの HANOI ROCKS「MILLION MILES AWAY」でしたが、他のオリジナルアルバムを聴きたくなるんですよね・・・。更に言えば、解散後の各メンバーがリリースしたアルバムも聴きたくなるんですよね~。

 

映像で楽しむ  HANOI ROCKS (80's HANOI ROCKS)

結構、この日本のTV出演映像って海外でも人気なんだろうなぁ~。
Hanoi Rocks - Motorvatin Japan TV

 

更に楽しそうなメンバーショットが見れる日本のTV出演時の映像
楽曲は”C.C.R”のカバーですが、再結成後のHANOI ROCKS ライブでも定番曲です。

Hanoi Rocks - Up Around The Bend - Japan TV-show

 

ちなみにコレが全米進出!って時のオフィシャルビデオだね

Hanoi Rocks "Up Around The Bend" (Remastered Audio)

 

この曲カバーしたバンドも結構多い。
ちなみに、HANOI大好き(マイケル大好き)を好評していた森重樹一さんがボーカルを務めるZIGGYも日本武道館でカバーしてましたね。

Hanoi Rocks- Dont' You Ever Leave Me (Music Video)

 

この曲はベストアルバム『MILLION MILES AWAY』日本盤には収録されていませんが、好きなのでここで・・・。

Hanoi Rock - Back to Mystery City live 1983 (remastered)

 

こちらもベストアルバム『MILLION MILES AWAY』には収録されていませんが、1981年の貴重な映像なのでここで・・・。ちなみにドラムはジップ・カジノですね。

Hanoi Rocks @ Rymy Rock 1981 - Quit The School / M.C. Baby

 

次の楽曲も収録曲ではありませんが、見たことある写真やみたことない写真も満載な作りになっています。
楽曲は初期の未発表曲を収録したアルバム『Self Destruction Blues』に収録されています。この曲も好きだったなぁ~。

Hanoi Rocks - Cafe Avenue (original version)

 

以下はHANOI ROCKS の歴史がわかる内容になっています! こちらも、みたことある写真や見たことない写真も含めて当時のショット満載なのでここで・・・。

La trágica historia de Hanoi Rocks

 

アメリカでの悲劇の後、地元ヘルシンキに戻り・・・。ラズル追悼コンサートって感じのライブが行われました。 ドラムにはテリー・チャイムズを迎え入れ開催されましたが、その後‥サム・ヤッファが脱退。立て直そうと新しくベースを加入させるが解散へと・・・。

Hanoi Rocks - Helsinki Finland 1985 (Razzle's Memorial Concert)

 

あとがき

2022年はマイケル・モンローの60歳バースデーイヤー(1962年6月17日生)だった。
ということで、60歳を祝したお祭りが開催されたんだよ。
場所は、本国フィンランドの首都ヘルシンキにあるアイスホール。
しかも HANOI ROCKS の楽曲を オリジナル・メンバー(ドラムはジップ・カジノ)で演奏することが同年6月に発表されました!

このニュースはフィンランド国内でも大きな話題となって、国営放送『Yle1』や『MTV3』の夜のニュースでも彼らの記者会見の様子が放映されたんだって。

Hanoi Rocks press conference in Helsinki 2022

 

で、9月23日にこのコンサートは開催され、これまでマイケル・モンローの歴史を振り返る形式で行われました。
現在進行形の マイケルのバンドメンバー、ゆかりのあるミュージシャンが参加してのマイケルがボーカルを務めた楽曲のオンパレード!まさにお祭り!って感じです。

マイケル・モンローは出ずっぱりになるんだね。

 

ということで、その日限りのHANOI ROCKSの楽曲を演奏するのはオリジナル・メンバーであるマイケル・モンロー<vo>、アンディ・マッコイ<g>、サミ・ヤッファ<b>、ナスティ・スーサイド<g>、ジップ・カジノ<ds>というラインナップです。

 

Hanoi Rocks Reunion Full Show Multi Camera

 

 

 

今回は HANOI ROCKS「MILLION MILES AWAY」(1985年)アルバム・レビューでした。

 

Million Miles Away

Million Miles Away

  • ハノイ・ロックス
  • グラムロック
  • ¥2139

 

それでは・・・またねぇ~。