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JERUSALEM SLIM「JERUSALEM SLIM」(1992年)アルバム・レビュー【Collection#252】

 

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記事を移転しました。

 

MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)はHANOI ROCKS解散後、ソロアルバムを2枚リリースした後、Billy Idol のギタリストで有名な STEVE STEVENS(スティーヴ・スティーヴンス)とバンドを結成するというニュースが舞い込んだ!

しかも、同じく元HANOI ROCKS の SAM YAFFA(サム・ヤッファ)がベースで参加ときたら、期待しちゃいますよね?

結成経緯はマイケルとスティーブが意気投合して、そのままレコーディングに入った感じだそうだ。

しかし・・・マイケル待望のプロデューサーとは仕事が出来なかった為、別のプロデューサーをつけることになったんですが、これがマイケルにとって裏目にでちゃったんですよね~・・・。

 

こんな方におすすめ

  • キケンな香りが漂うロックンロールバンドに浸ってみたい方
  • 80年代初期の伝説のバンド HANOI ROCKS に興味がある方
  • HANOI ROCKS 関連のアルバムはコレクターアイテムかもと思う方
  • マイケル・モンローの黒歴史に興味がある方
  • スティーブ・スティーブンスのギタースタイルが好きな方

 

 

JERUSALEM SLIM「JERUSALEM SLIM」(1992年)

 

アルバム「JERUSALEM SLIM(エルサレム・スリム)」あれこれ

このアルバムは、MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)にとっての黒歴史的存在になってしまったアルバムです。

実際、マイケルは発売をお蔵入りしようとしてましたしね・・・。

一応、このアルバム『Jerusalem Slim』(1992年)は 日本独占発売(当初は・・・)されたんですけどね。

 

マイケルはプロデューサーはリトル・スティーヴンにお願いしたかったようだが、レコード会社側が、当時注目されていたドイツのマイケル・ワグナーをプロデューサーが担当することになるのだが・・・。

この方、ヘヴィメタル系のバンドを手掛けていたからか?
ギターのスティーヴ・スティーヴンスも結構弾きまくることも出来る人だったから・・・なおさら・・・。

リクエストに答えていけば行くほど、マイケルが求めていたプレイスタイルやサウンドとは遠く離れていく・・・・・。

マイケルはこのレコーディングは地獄だったような発言をしていた感じでした。

さらに追い打ちをかけるように、スティーヴ・スティーヴンスはその後・・・。
あの! ヴィンス・ニールのソロ作品でギター弾いてたんだよねぇ~。

そうです。マイケルからしたら、旧友ラズルを交通事故死させてしまったあのヴィンス・ニールだからねぇ~・・・・。

 

まぁ、そんなこんなで盟友サム・ヤッファもベースで参加していたので期待してましたが・・・・。

バンドは空中分解・・・。

というわけで、マイケルからしたら悪夢のエルサレム・スリムだったんだろうけど、
曲自体はすごくイイ曲あるんですよ!!

 
ただただ、曲によってサウンドがヘヴィというかメタリック寄りで残念・・・・。 
マイケルらしくない!! ってアルバムです。(マイケルが歌うならが前提なので) 


まぁ、このアルバムを別な表現にすると、

マイケル・ワグナーの手によって、世に送り出されるアメリカンハード・ヘヴィメタルバンドのデビュー作です!
ゲストボーカルとしてマイケル・モンローが全曲歌っています! 

という宣伝文句のアルバム・・・・に仕上がりそうなアルバムとも言えるかもしれません・・・。

 


TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★☆

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★★★
キャッチー楽曲収録評価       :★★★★☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価      :★★★☆☆
イージーリスニング評価       :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★☆☆

アーティストルックス        :★★★★★

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。 

 

視聴コーナー (今回、ご用意できませんでした)

 

収録曲へのコメント 

1. Rock N Roll Degeneration

ハードなロックンロールナンバーです。かなり、力強く、攻めの姿勢が気持ちいいし、途中でゆったりするスリリングな展開! しかし、マイケルの個性は埋もれていく瞬間が多く感じるのは、ギターのプレイやサウンドや多重録音だろう・・・。

シンプルなサウンドでパンキッシュなギター2本で再録希望です・・・。


2. Deadman

もうここまでくるとアメリカンハードロックバンドって感じ! まぁこれはこれでマイケル・モンローと思わなければイイんです! 曲自体はカッコいいですよ。


3. Attitude Adjustment

この曲もマイケル・モンローだと思わなければ、結構ファンキーでイイ曲です。


4. 100 Proof

イイんです! 新生アメリカンハードロックバンドだと思えば、イイ曲です。
 

5. Criminal Instinct

落ち着いた感じのゆっくりとした曲ですが、曲はカッコいいですよ。

 

6. Lethal Underground

イイんです! 80年代後半のアメリカンハードロック・ヘヴィメタルバンドなんだから!って思って聴けば、聴ける!聴ける! メロディもカッコいいじゃないですか!ってなりますよ! この曲好きです! 途中からマイケル・モンロー!って思えるようになる曲です!

 

7. Teenage Nervous Breakdown

いやー、メタルバンドですけど、ロックンロールもやってみました! って感じのサウンドです。

 

8. Gotta Get A Hold

結構、この曲は好きです。 まぁところどころメタルバンド的なフレーズが乗っかってくる楽曲です。
ただ、それと同じように、HANOI ROCKS を感じるんですよね・・。
少し湿った感じのメロディも流石です! 
そして、マイケルの歌声を強く感じる部分では、アンディとナスティがギター担当したらどんな感じになるんだろう?と思う・・・。
さらに、あまり多重録音しないでスティーブ・スティーブンスが流して弾いたら、結構かっこよく収まるんじゃない?? と思う曲。

 

9. World Is Watching

哀愁漂うイントロ・・・。メロディもどこか湿っていてますが、雰囲気ばっちり!
この曲好きです! スティーブ・スティーブンスのアコギがカッコイイ!

 

10. Rock N Roll Degeneration [Demo]

このDEMOを聴くとスティーブ・スティーブンスのギタープレイはマイケルのソロ作『NOT FAKIN' IT』の延長路線って感じだし、ギターソロもそんなにトリッキーに尖がっていないしそんなに多重録音されてないしライブで弾いてるソロっぽいので聴きやすいです。

 

11. Teenage Nervous Breakdown [Demo]

この曲もDEMOの方がマイケル・モンローを感じやすいです。しかも、スティーブ・スティーブンスと一緒にバンド組んだんだねぇ~。って素直に思える感じでこっちの方が好きです。双方の魅力が対等に近いから。もうちょいマイケルの声を前に出してくれると嬉しいんだが・・。

久しぶりの「JERUSALEM SLIM」でしたが、結構、イイ曲は多い。ということを再認識できました。

 

 

フルサイズ音源(DEMO含)で楽しむ 「JERUSALEM SLIM」

一応、2曲聴いてみましょう・・・。

 

Rock 'N Roll Degeneration - Jerusalem Slim

 

Teenage Nervous Breakdown - Jerusalem Slim

 

続いては・・・アルバムに収録されていた Teenage Nervous Breakdown のDEMOバージョンです。

Jerusalem Slim - Teenage Nervous Breakdown(DEMO)

 

如何ですかねぇ~。

Teenage Nervous Breakdown

2バージョンありますが、どちらがお好みですかねぇ??

 

前者の方はプロデューサーがマイケル・ワグナーの好みなんでしょうかねぇ?
結構、STEVE STEVENS(スティーヴ・スティーヴンス)もトリッキーに弾けちゃうもんだから、リクエストが多ければそれに答えちゃうんだろうなぁ~・・・。

後者のDEMOは、個人的にBILLY IDOL時代のSTEVE STEVENS(スティーヴ・スティーヴンス)の延長路線という感じのギタープレイとサウンドでした。
それにDEMOの方がマイケルのソロ前作『NOT FAKIN' IT』の延長路線として聴きやすいんですけどね~。

 

 

それでは・・・。

この時、この曲を演奏し録音していたんだね!っていう曲を

 

更に続いて、1992年当時、日本発売時のアルバム未収録曲DEMOです

Jerusalem Slim - Downwardly Mobile (Demo, Previously Unreleased)

 

続いてのDEMOですが、
マイケルはかなり、 HEAVY METAL KIDS の曲をカバーしてますね。
しかも、この曲は、後にアンディとともに(NEW)HANOI ROCKS としてレコーディングすることになる曲です!
Jerusalem Slim - Delirious (Demo, Previously Unreleased)

 

おまけ音源 Delirious 
オリジナルのHEAVY METAL KIDSと(NEW)HANOI ROCKS バージョン

 

まずは2000年代のHANOI ROCKS 時代のライブバージョン
Jerusalem Slim - Delirious (Demo, Previously Unreleased)

 

 

HEAVY METAL KIDS の オリジナルバージョン
Heavy Metal Kids - Delirious

 

 

HEAVY METAL KIDS の 2011年ライブバージョン
Heavy Metal Kids - Delirious 9.4.11.

 

 

あとがき

まぁ、聴いてビックリ! 想像と違う・・・。
もちろん、風の噂レベルで知っては、いましたけど・・・・。

まぁ、イイ曲多いんですけどね!  

マイケル・モンローのアルバムと言われるとちょっと違うような感じは確かにしますよ・・・。

ハードロックバンドの演奏にゲストでマイケル・モンローが歌いました!
って思えば、かなりのコレクターズアイテムだったりもします!

 

今回は JERUSALEM SLIM「JERUSALEM SLIM」(1992年)アルバム・レビューでした。

 

それでは・・・またねぇ~。