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HANOI ROCKS「BANGKOK SHOCKS, SAIGON SHAKES, HANOI ROCKS」(1981年)アルバム・レビュー【Collection#37】

 

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フィンランド出身の伝説バンド、デビューアルバム  !! 日本国内版タイトル「白夜のバイオレンス」・・・なんかカッコイイ。

 

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もくじ

 

こんな方におすすめ

・ケバケバしいファッションのロックバンドに興味がある方
・フィンランドのロックシーンに興味のある方
・パンキッシュなロックンロールバンドが好きな方
・グラマラスなロックンロールバンドへ影響を与えたバンドを知りたい方

HANOI ROCKS(ハノイ ロックス)について

1980年、フィンランド・ヘルシンキでバンドは誕生する。
ギターのアンディ・マッコイは1970年代にスウェーデンでプロデビュー経験あり。
その為、最初はAndy McCoy’S HANOI ROCKS として 活動していた。
同年、シングル「I WANT YOU」で早くもデビューを飾る。

1981年には1stアルバムがリリースされる。
その1stアルバムが今回紹介する「BANGKOK SHOCKS, SAIGON SHAKES」である。

HANOI ROCKS(ハノイ ロックス)、アルバム「BANGKOK SHOCKS, SAIGON SHAKES」発表時のメンバー

Vo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
Ba:Sami Yaffa(サム・ヤッファ)
Ds:Gyp Casino(ジップ・カジノ)



そして、1982年には2ndアルバム「ORIENTAL BEAT」を発表。
この2ndアルバム「ORIENTAL BEAT」はフィンランドのチャートで1位獲得となる。

この2枚のアルバムが発表されるまでの間・・・・。
ライブ会場ではその後、ドラムを担当することとなる、Razzle(ラズル)ことNicholas Dingley(ニコラス・ディングリー)が夜な夜な会場に現れては、「ドラムは俺が叩いた方が絶対バンドはもっとカッコよくなる!」などと売り込んでいた・・・という話を何かの雑誌で読んだ記憶があります。(記憶違い!?)


さらに1982年にはもう一枚。これまでの未発表曲やシングルなどを集めたアルバム「 Self Destruction Blues」も発表する。これまたフィンランドで1位獲得。


活動の拠点をフィンランドからイギリスに移す・・・。
ドラムを担当していたGyp Casino(ジップ・カジノ)からRazzle(ラズル)にメンバーチェンジ!・・・。

これまた、雑誌か何かのメンバーインタビュー(だったかな)で・・・バンドを離れたGyp Casino(ジップ・カジノ)は週に何日か今でいう心療内科に通院していたらしいが・・。。。本当の事かどうかは・・・私にはわからない。。。。


そして、
Razzle(ラズル)を含めた、5人の黄金期と呼ばれるラインナップで1983年1月に初来日公演!

そして同1983年に作成された3rdアルバム「BACK TO MYSTERY CITY」を発表する。

3rdアルバム「BACK TO MYSTERY CITY」時のHANOI ROCKSメンバー
Vo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
Ba:Sami Yaffa(サム・ヤッファ)
Ds:Razzle(ラズル)

1984年5月には2度目の来日公演・・・・。
この2度目の時・・・当時住んでいた近所にあった中野サンプラザでコンサートあったんだよなぁ~。。。 

この1984年にはアメリカのメジャーレーベル、CBSレコードとの契約が決まり、
4thアルバム「Two Steps From The Move」を発表する。
そして、アメリカ進出して・・・・これからって時に・・・・。

同年12月8日にドラム担当のRazzle(ラズル)が交通事故で亡くなってしまう。(12月8日はジョンレノンの命日と同じ・・・)

この事故はアメリカのバンド MOTLEY CRUE(モトリークルー)のVo:Vince Neil(ヴィンス・ニール)が運転する車が交通事故を起こし、同乗していたRazzle(ラズル)が亡くなっってしまった。

ラズルが亡くなったことは、確か音楽雑誌「BURRN!」で知った記憶です。

その後・・・
元CRASHのTerry Chimes(テリー・チャイムズ)をドラムに迎え活動を続け、立て直しを図るも・・・・

HANOI ROCKS というバンド内での精神的支え・・が いなくなったこともあり、

ベースのSami Yaffa(サム・ヤッファ)が脱退。Sami脱退後、一時期、Rene Berg(ルネ・バーグ)がベースを弾いていた。

もう、この頃になると・・・HANOI ROCKS というバンドは既に解散せざるを得ない状態に陥っていた・・・そして1985年に解散。。

各自ソロ活動やユニット活動、新バンドでの活動などを経て、

2001年にVo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)とG:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)のオリジナルメンバー2名と3名の新ラインナップにて HANOI ROCKS 再結成。 2009年に二度目の解散となる。

現在、Michael Monroe(マイケル・モンロー)、Andy McCoy(アンディ・マッコイ)、Sami Yaffa(サム・ヤッファ)は音楽活動を続けている。
Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)は90年代後半には一応、引退しているが、ライブなどでゲストプレイヤーとしてギターを担当したりしていた・・・。

HANOI ROCKS(ハノイ ロックス)の音楽性

とにかく、初期の頃はパンキッシュなロックンロールです。
初期の頃は本当に勢い任せなところもありますが・・それこそロックだからいいんです。華があるからいいんです。これで・・・。

1stの楽曲はカバー曲「Walking With My Angel」を除き、ギターのAndy McCoy(アンディ・マッコイ)作。

NEW YORK DOLLS 直系の毒々しい華がある、ロックンロールバンドなんだろうけど、Andy McCoy(アンディ・マッコイ)の作る作品は、もっとメロディアスというかキャッチーというか・・・哀愁があるというか・・・ちょっと捻くれてる?というか・・・。とにかく印象に残る。

ギターの音色は、決してヘヴィではない。むしろ軽い。そこがイイ。
初期の頃はボーカルのMichael Monroe(マイケル・モンロー)も声が若い感じ。
また、バックコーラスをガンガン、入れてくる・・・。そこが病みつきになるのだが・・・。

まぁ、全体的に「ロックバンドは勢い重視だぜ!」とでも言いたいのか、危なっかしい演奏に聴こえるのは・・・ご愛敬です。でもそこがまたイイんですよね・・・。初期作はこれくらい勢いある方が楽しめます!

TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★★

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★★★
キャッチー楽曲収録評価       :★★★★☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価      :★★★☆☆
イージーリスニング評価       :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★★★

アーティストルックス        :★★★★★

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。 

 

収録曲へのコメント()内は日本版楽曲タイトル

1.TRAGEDY(白夜のトラジディ)

1曲目から攻めてきます!忘れられないイントロです。そして、ボーカルは落ちついた感じでサウンドにのってきます。切れのいいリズムに身を任せて・・・。結構、ハノイと言ったらこの曲!って人も多いのではないでしょうか???

2.VILLAGE GIRL

なんと、2曲目にして迷曲投入してきます。ちょっと洒落た感じのイントロから始まりますが・・・ちょっと大人しい感じの曲です。ですが、途中からギターはワウワウと吠えまくり(泣きまくり)です。。。

3.STOP CRYIN'(泣かないでセブンティーン)

気を取り直して・・・活きの良い曲行ってみよう!ということでノリの良いロックンロールです。途中、メロディアスなメロディを挟むという展開ながらも、その後はまたノリノリに攻めてきます! なので? もう一回最初から聴いてみたくなる曲。

4.DON'T NEVER LEAVE ME

この曲は、後日アメリカのCBSと契約後のアルバム「Two Steps from the Move」で再録音されています。曲名は「Don't You Ever Leave Me」に変更され、ロックバラッド的に少しテンポを落としています。 どちらがお好み?? こちらは少しテンポが速い。違いはセリフにも・・・。そういえば・・12インチEPも少しバージョン違いがあったような。。。
 

5.LOST IN THE CITY

ノリが良いロックンロールです! 煽り曲でもあります!切れのイイ、リズムで攻めてきます! そしてギターソロ、ハーモニカソロが終わったら、みんなの声を聞かせてよ!?コーナーの如く、サビの大合唱ができるような余力(むやみに長くしないところが天邪鬼??)を残しつつ、ラストまで突っ走ります。カッコイイ!。

 

6.FIRST TIMER

とにかく忙しなくリズムを刻むドラムが前に進め!とでも言いたげなサウンドで攻めてきます! ギターソロは右や左に音が動きます。ヘッドフォンで聴くとちょいとばかり、脳内を抉られます。。。

 

7.CHEYENNE(涙のシャイアン)

綺麗な楽曲であり、素敵なメロディ。ギターのフレーズも決まっています!こういう曲を聴くと HANOIだぁあ~ と思ってしまう曲。皆さんは如何??


8.11TH STREET KIDZZ

こちらはなんともポップな仕上がりに。。。お約束の様にバックコーラスもバッチリ入ってきますよ! でもなんか悲しく聴こえるのは何故だろう。。。。でも、この曲は雨があがった午前中に聴きたい!!


9.WALKING WITH MY ANGEL

カバー曲です。原曲も明るい感じの曲。Bobby Veeだったかな?60年代アメリカのポップス歌手ですが、甘いマスクで甘い感じの歌声で、結構かっこイイですよ。まぁ原曲はここまで速くないです。HANOIが演奏すると・・・こうなるのかぁーーーーー!

 

10.PRETENDER(誘惑のプリテンダー)

ラストもHANOIっぽいと私が思ってしまう曲です。(って、ハノイのアルバムだから、そりゃそうだよね・・・)。ギターフレーズもカッコいい!! そして途中からメロディ展開も変わり・・・どこかで聴いたことがありそうな展開を見せつつ・・・・。カッコよく終わる!

 

 

ちなみに、輸入版と国内版でジャケットが異なります。個人的には国内版のジャケットが好き。  

 


今では初期作品のお買い得なボックスセットなるものも販売されていますね。コレクター魂に火が・・・・。 

 

 

TOMOZY(トモジー)の個人的なアルバムにまつわる想い出

HANOI ROCKSを初めて聴いたのは中学生の頃。1983年リリースのアルバム「「BACK TO MYSTERY CITY」」が最初だった。その次は1984年リリースの「TWO STEPS FROM THE MOVE」だった。また、レコード店を回って回って、「SELF DESTRUCTION BLUES」を入手! ここまでは順調だったのだが、、、。1stと2ndは・・・友人の伝手でNEW YORK DOLLSと一緒にカセットテープに録音してもらった。

当時はハノイロックスの写真が載っている雑誌を切り抜き、下敷きに入れていたものです。
結構、カッコイイ写真だった記憶ですね。

それが、もっと音圧のあるロックを求めはじめ、1st、2ndの購入は後回しになりました。。。カセットテープがあったしね。
そして・・・1984年12月8日にドラムのRazzle(ラズル)が交通事故でなくなった。

1986年になると「Million Miles Away」というベスト版が発売された!
ジャケット写真は、滅茶苦茶カッコいい!!。買ってしまったのだ! あらためて、、ハノイロックス熱が再来しましたよ!

結構、いるんじゃないですかね? ハノイ好きで、この手のパターン!!

そして1987年にはCDにて再発。私が持っているCDは 「CD
 Rock Collectors」シリーズ(発売元:日本フォノグラム株式会社)で出た中でも、2枚のアルバムを1枚のCDで楽しめるバージョンのものを入手!
これがなんと、1stと2ndアルバムが1枚のCDに収録されているので、この1枚で手元になかったアルバムが揃うことになりました!

そして、同時期には日本のロックンロールバンド ZIGGYもデビュー!
ZIGGYの影響を受けたアーティストとしてHANOIの名前もあがるもんだから・・・。
また、海外のグラマラスなロックバンドもHANOIの名前を出すもんだから・・・。

あぁーーーーー!知らぬうちに HANOI ROCKS は伝説のバンドになってた!!!

高校生になり、「Million Miles Away」の話をしたら・・・周りのロックファンの中でHANOI 好きが・・・いた!!!



あとがき

HANOI ROCKS 絡みの音源もコレクター泣かせの一面を持っているんだよなぁ~。
何かにつけて、元HANOIのメンバーが関わったバンドやソロ作などなど・・・結構マイナーのものまで・・・。それがまた、ハノイを連想させるような曲もあったりして・・・。まぁ、好きな感じの曲があるからいいんだけどね!?

 
あわせて読みたい過去記事 

www.tomo-zy.com

 

 

これからも自身の音楽コレクションを中心に「コレ 懐かしい!」、「コレ いいじゃん!」と思うものを紹介していきます。少しでも楽しめたり、他にも興味が沸いたり、今後も(たまには)立ち寄ってもいいと思われたら、「読者になる」ボタンを押していただけると幸いです。これからの励みにもなりますので、応援よろしくお願い申し上げます!

 

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