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ROXY MUSIC「ROXY MUSIC」(1972年)アルバム・レビュー【Collection#63】

 

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記事を移転しました。

 

 

芸術性のある音楽を奏でたバンド ROXY MUSIC 1stアルバム! デビュー時期はグラムロック全盛期! デビュー後もデヴィッド・ボウイとのツアーでサポートアクトを務める等、グラムロックバンドの一派とされたのであった!?。

 

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目次

 

こんな方におすすめ

  • 芸術的センスのあるポップカルチャーに興味がある方
  • 斬新で喧騒にあふれるサウンドを体感したい方
  • 近代的モダンミュージックの始まりを体感したい方
  • ポップ要素が組み込まれる前のROXY MUSICを聴いてみたい方

 

アルバム「ROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)」について

レコード盤アルバムジャケットは見開きになっており、表紙と裏表紙は広げた時に女性の全身が映し出されるようになっている。

このアルバムでの各パートの演奏も尖がっている感じがします。
シンセサイザーの音色もいろいろ駆使してみたり(使い方をいろいろ試している!?)、ヴォーカルも今聴けば、パンク的な歌い方に近いところもあったり。

聴きこむと様々な発見もあって面白いアルバムですね。

 

TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)

総合満足度             :★★★★☆

ノリノリ楽曲収録評価        :★★★☆☆
キャッチー楽曲収録評価       :★★☆☆☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価      :★☆☆☆☆
イージーリスニング評価       :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価  :★★★☆☆

アーティストルックス        :★★★☆☆

※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。 
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。

また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。 

試聴コーナー 

 

収録曲へのコメント 

1.RE-MAKE/RE-MODEL

音楽に対して、ROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)のやりたいことを曲タイトルにしたような曲。それぞれのパートが好きかってやっているようにも聴こえる名曲。

2.LADYTRON

イントロからちょっと変! タイトルも近未来的?

3.IF THERE IS SOMETHING

軽いタッチの曲。そして、左からギター、右からオルガンのサウンドがいい味出してくれます。間奏は聴き応えあり! 後半に入るとメロディというか歌い方は、どこか切実に訴えかけてくる。そして、サックス、シンセサイザーが妖しく響き渡り・・・・。

4. 2 H.B.

こちらも不思議な楽曲です。寒い冬に暖炉の前で聴いてみたい!? もちろんログハウスで・・・。って妙な妄想をしてしまいます。 そして・・眠りに・・。きっととてつもない妙な夢を見ることでしょう・・。


5.THE BOB(MEDLEY)

イントロのシンセサイザーの音が近未来を連想させます。そしてゆっくりと始まる楽曲はどこか退廃的な美学を感じつつも妖しい雰囲気たっぷりです。途中、ノイズ染みた音と機関銃の音などが混じりながら・・・別世界へ連れていかれます・・・。

6.CHANCE MEETING

モダンな感じと演劇歌的な雰囲気を持つ曲ですが、不気味なシンセサイザーの音が恐ろしくもあるが、オルガンの音が平穏を保ってくれる。

7.WOULD YOU BELEVES ?

明るい感じで始まる楽曲。少し安心する響き。途中からノリノリのロックンロールへと。結構好きな曲です。

8.SEA BREEZES

波の音がかすかに聴こえながら始まります。そして悲しいメロディが・・・。しかし、それだけでは終わらないのが、ROXY MUSIC。途中から、シンセサイザーやギターは暴れ出します!

9.BITTERS END

ラストはドゥアップ風味を取り入れた楽曲で締め! 途中から奇想天外な感じになると思いきや・・・・・。

 

やはり、初期 ROXY MUSIC の傑作です! 

 

 

 

ROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)について

King Crimson(キング・クリムゾン)というバンドのヴォーカルオーディションに応募してきた、Bryan Ferry(ブライアン・フェリー)。
クリムゾンには合わないと判断され、落選する。しかし、センスは買われ、King Crimson(キング・クリムゾン)が所属していた事務所にBryan Ferry(ブライアン・フェリー)を紹介したことからROXY MUSIC(ロキシーミュージック)の物語はスタートする。

Bryan Ferry(ブライアン・フェリー)が在籍していたバンドのメンバー募集が何回か行われ、メンバーが固まったのは1971年の事。


バンド名は、由緒あるシアターの名前がいくつか候補に挙がっていたが、映画鑑賞者に豪華な視聴体験を提供することを掲げ、1927年3月11日に開店したニューヨークのロキシー・シアターから拝借したとのこと。

もともと、スターに憧れがあったBryan Ferry(ブライアン・フェリー)はハリウッドは憧れの地でもあったと語っている。バンドの名前にはシアターの名前を候補にしていたのは、この憧れが強かったのだろう。

ただし、メンバーでのLIVE活動的には行われることはなかったが、最初のLIVE(1971年12月)でKing Crimson(キング・クリムゾン)が所属している事務所”EG”の関係者にバンドを認めてもらい、契約まで漕ぎつけることに成功する。

 

1972年、1stアルバム「Roxy Music 」を発売

このアルバムは、グラムロック全盛期でもあり、デビッド・ボウイの「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars(ジギー・スターダスト)」の発売直後だったこともあり、グラムロック一派として取り上げられることとなる。

 

デビュー当時のROXY MUSIC メンバー

Vo:Bryan Ferry(ブライアン・フェリー)
G:Phil Manzanera(フィル・マンザネラ )
Sax:Andy Mackay(アンディ・マッケイ )
Key:Brian Eno(ブライアン・イーノ)
Ba:Graham Simpson(グラハム・シンプソン)
Ds:Paul Thompson(ポール・トンプソン)


1972年にはデビッド・ボウイのオープニングアクトや単独ツアーなど精力的に活動。

しかし、この時期にはベースのGraham Simpson(グラハム・シンプソン)は脱退してたようです。

その後、ベーシストは固定されず、都度、様々なベーシストが名を連ねることとなる。


1973年、2ndアルバム「For Your Pleasure」発売。

順風満帆な活動に見えたが、このアルバム発表後、キーボードのBrian Eno(ブライアン・イーノ)が脱退することなる。

このメンバーチェンジによって、ROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)の音楽性にも転機となる。

更に事務所側はBryan Ferry(ブライアン・フェリー)のソロ作品の発表も並行して進められた。

また、Brian Eno(ブライアン・イーノ)のいないROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)もBryan Ferry(ブライアン・フェリー)を中心とした体制で挑むことを選択する。


1973年、3rdアルバム「Stranded」発売

前2作の荒々しくも未来的なサウンドとは異なったアプローチがされ始める。これはBryan Ferry(ブライアン・フェリー)を中心としたスタイルを築くための第一歩だった。

 

1974年、4thアルバム「Country Life」発売

更に叙情的な面を強く打ち出してきたアルバムとなっている。

 

1975年、5thアルバム「Siren」発売

このアルバムは英国はもとより、米国でもヒットとなり、ROXY MUSICの名を一気に広めることに成功した。

音楽評論家の間でも、1975年度のベスト・アルバムと評されるほど。

しかし、当時の日本では、まだまだ一般化とまでには至らず・・・一部のファンの間で注目されていたに過ぎなかった。

 

この年、ツアー終了後にロキシーは一度解散。

1976年発表のライブアルバム「Viva!」が、
初期ロキシー・ミュージック最後のアルバムとなった。

 

1978年にROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)再結成

1979年、6thアルバム「Manifesto」発売

初期の作品よりもポップなアプローチに変化がみられるが、以前から感じる退廃的な美学は健全で、その色味は残っている。

 

1980年、7thアルバム「Fresh + Blood」発売

このアルバムからのシングル「Same Old Scene」はニューヨークのタイムズ・スクエアを舞台にした映画「タイムズ・スクエア」(1981年公開)に楽曲が提供された。

 

1982年、8thアルバム「Avalon」発売

このアルバムはこれまで以上にポップな面が強く打ち出されたアルバムとなり、アルバム発売前の先行シングルとして発売された「More Than This」は全英シングルチャートで6位を記録。アルバム自体は全英1位を獲得する。

 

 

この後、ワールドツアーを開催するも、このツアー終了後、再び解散となる。


 

 

ROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)の音楽性

初期のROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)は、それまでの音楽を各パートがそれぞれ、別々のイメージを持ちながら演奏してできた楽曲というくらい、これまでの音楽をリメイク・リモデルしたような前衛的なサウンドが特徴的だった。


独特なルックス(メンバーはバラバラなスタイル)と妙な楽曲センスでもあったことから、50年代とSF的未来の結合されたバンドと噂されながら人気を集めてきた。


SF的なサウンドにはBrian Eno(ブライアン・イーノ)は欠かせなかったのかもしれないが、脱退後の方向性に関しては、退廃的な美学を残しつつも叙情的な楽曲が増えていくことになる。

更に、最初の解散後に再結成された際には、ポップな側面も強くなり、そのポップセンスはアルバム「Avalon」で頂点に達したのだろう。


ハリウッドに憧れを持っていたBryan Ferry(ブライアン・フェリー)に関しては、音楽的な要素はアメリカの音楽が元にもなっているが、歌う時のアクセントまではアメリカ人の発音を真似ずに、かたくなに、英国アクセントのまま、曲に当てハメ歌うように心がけていたとの事。


 

映像で楽しむ ROXY MUSIC

 

「RE-MAKE/RE-MODEL」1972年映像

 

「Roxy Music Deluxe Edition 2018」トレイラー映像

 

 

 

 

 

TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出

ROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)を最初に聴いた(バンド名もセットで記憶された曲)は1982年のシングル「More Than This」です。

ラジオで聴いた記憶ですが、この曲からROXY MUSIC(ロキシー・ミュージック)に興味が沸きましたね。

更に「More Than This」の収録されているアルバム「AVALON」のレコードジャケットが、なぜかヨーロッパ的な神秘さを持っているように感じて、ワクワクしたのを憶えています。

もちろん、旧作のアルバムジャケットも、なんというか、アート的というか雰囲気があるものが多く、きっとサウンドもそんな感じで素晴らしいモノなんだろうと・・・。

レコードプレイヤーが我が家にやってきた後に、レンタルレコード屋さんを数店舗回って、この1stアルバム「ROXY MUSIC」と「More Than This」の収録されているアルバム「AVALON」を探したのを憶えています。

また、レンタルレコード屋さん、輸入レコード専門店などに入ると、当時中学生だった私は、ちょっと大人になった気分だったような淡い記憶が、今でも残っています。

そして、1枚、また1枚 と ROXY MUSIC のアルバムは大人になってから、増えていくのであった。。。。




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あとがき

ROXY MUSIC の1stアルバム「ROXY MUSIC」は久しぶりに聴きました。

妙なサウンドの曲は、今でも妙なサウンドに聴こえます(笑)。
過激には聴こえませんが、、奇妙なシンセサイザーの音が妙なサウンドを作り出してるんだろうけど・・・。

芸術的な感覚で体感した方がいいのだろうとこのアルバムを聴くたびに思います。

その点に関しては5年後も10年後も同じように思うような気がするほど、傑作なんだろうなぁ~。


これからも「懐かしい」や「いいじゃん」と思うモノを紹介していきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。