1970年代前半、ケバケバしい女装ファッションなどでキワモノ扱いされた伝説のバンドの2ndアルバム。見た目とは裏腹にオーソドックスなロックンロールを奏でるアルバム「TOO MUCH TOO SOON(悪徳のジャングル)」もお勧めの1枚!
もくじ
- こんな方におすすめ
- TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)
- 収録曲へのコメント※()内は日本版の日本語タイトル
- NEW YORK DOLLS の音楽性やバンドについてはこちらを!
- TOMOZY(トモジー)の超個人的なアルバムにまつわる想い出
- あとがき
こんな方におすすめ
- 派手なルックスのロックンロールバンドがお好きな方
- アンディ・ウォーホール、デビッド・ボウイも絶賛したバンドを聴いてみたい方
- 早すぎたグラマラスなパンクロックに興味がある方。
- 初期のZIGGYやフィンランドのHANOI ROCKSが好きな方
- バンド分裂前のオリジナル作品を堪能したい方
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TOMOZY(トモジー)のアルバム評価(MAX ★5)
総合満足度 :★★★★☆
ノリノリ楽曲収録評価 :★★★★☆
キャッチー楽曲収録評価 :★★★☆☆
泣ける/落ち着く楽曲収録評価 :★☆☆☆☆
イージーリスニング評価 :★☆☆☆☆
ライブパフォーマンス脳内想像評価 :★★★★☆
アーティストルックス :★★★★☆
※ROCK/POPSが 好きな私の個人的評価です。
脳内LVEパフォーマンス想像評価が高ければ、イージーリスニング評価は低くなる傾向になります。
また、アーティストルックスは雑誌やWEB、LIVEなどで観た 見た目に対して、個人的趣向を思いっきり反映させています。
収録曲へのコメント※()内は日本版の日本語タイトル
1.BABYLON
いきなり、口笛から始まり、Come On Boys!と呼びかけられます! これから始まるドールズのロックンロールを堪能しましょう! 女性コーラスも雰囲気を盛り上げてくれます! この曲好きです!
2.STRANGED IN THE JUNGLE(悪徳のジャングル)
ジャングルらしく、動物の鳴き声もイントロに挿入され、ヨハンセンの鳴き声!?もイントロで活躍します。 そして、低めのトーンのセリフ的な歌にのせて、イントロダクションは終了します。そして、ドールズらしいノリになったと思っても、またセリフ的な歌に戻ります!! 聴き応え十分な一曲!
3.WHO ARE THE MYSTERY GIRLS?
ドールズらしいロックンロールです! 少し安心するのは何故でしょう? 1stから聴いている人には、待ってました!! という感じの楽曲です! ラストも聴き応え充分な出来!!
4.(There's Gonna Be A)SHOWDOWN
Archie Bell & the DrellsというR&Bグループの曲です。1969年発表の曲です。結構、イイ感じの演奏になっていると思いますが、ドールズファンの偏った感覚でしょうか? 結構イケてると思いますが、いかがでしょう!?
5.IT'S TOO LATE
こちらもドールズらしい感じの楽曲です。ヨハンセンの1本調子の歌とサビは結構、キャッチーだったり。。カッコイイ仕上がりです!
6.PUSS'N'BOOTS
ノリノリの1曲! 滑稽な感じもするバックコーラスも味ある1曲の仕上がりです。この曲も結構好きです!ヨハンセンのヴォーカルもカッコいいと思います!
7.CHATTERBOX
ジョニー・サンダーズが歌う1曲! 歌いたかったんだろうな・・・。
8.BAD DETECTIVE
The CoastersというR&Bグループの曲です。こちらもノリの良い感じの演奏でカッコいい感じに仕上がっています!
9.DON'T START ME TALKIN'
ハーモニカも決まるいかした1曲ですが、カバー曲。Sonny Boy Williamson II というブルースシンガーの曲。結構、イイ感じにロックンロールしていますよ!
10.HUMAN BEING
イントロはどこかで聴いたことがあるような感じですね。とは言っても、こちらがオリジナル的ですが・・・。イントロからカッコイイ、ロックンロールです!
アルバム「TOO MUCH TOO SOON」発売当時のメンバー
Vo:David Johansen(デヴィッド・ヨハンセン)
G:Johnny Thunders(ジョニー・サンダース)
G:Sylvain Sylvain(シルヴェイン・シルヴェイン)
Ba:Arthur "Killer" Kane(アーサー・"キラー"・ケイン)
Ds:Jerry Nolan(ジェリー・ノーラン)
この頃、ベースのArthur "Killer" Kane(アーサー・"キラー"・ケイン)はライブ中もヘロヘロ状態だったため、ローディーがアンプの後ろでベースを弾いていた! なんて逸話もあるくらい酷かったようです。
また、Johnny Thunders(ジョニー・サンダース)、Jerry Nolan(ジェリー・ノーラン)もまた、溺れていたようで・・・。
1stアルバム「NEW YORK DOLLS」と比べると
衝撃度合は低くなってしまいますが、イイ曲あります!
伝説のメンバーによる最後の作品に触れておきたいなら おすすめのアルバムです!
NEW YORK DOLLS の音楽性やバンドについてはこちらを!
TOMOZY(トモジー)の超個人的なアルバムにまつわる想い出
中学生の頃にHANOI ROCKSというフィンランドのロックバンドを初めて聴いて、その手のロックンロールバンドに興味が沸き・・・中古レコード店を探しまわったことを憶えています!で結局見つからず。。。1st同様に2ndも友人の伝手でカセットテープに録音してもらったことを憶えています。
そして・・1988年に国内CD発売時に購入しコレクションに加わることになりました。1st購入と同じ時期ですね。
1st「NEW YORK DOLLS」から聴きまじめると、1stの衝撃が強くて、本作2nd「TOO MUCH TOO SOON」は落ち着いた感じに聴こえてしまうんです。。。
でも、アルバムとしてはカッコいい と思います。
1曲目の「BBYLON」なんか特にカッコいいと思いますけど、如何でしょうか!?
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あとがき
黄金期と呼ばれたアルバム2枚発表時のメンバーでの再結成は見られなかったけど、2004年に再結成されるんだよな~。もちろん、他界しているメンバーもいるので、オリジナルメンバーではないのですが・・・。
で、2006年のアルバムには、HANOI ROCKSの元ベースのSami Yaffa(サミ・ヤッファ)が再結成NEW YORK DOLLSに参加していた時は「おーーーっ」と思いましたけど、、、。(サポートだったのかな?)
再結成の呼びかけをしたのは、The SMITH のヴォーカル、モリッシーっていうのだから面白い。モリッシー自体は、昔、NEW YORK DOLLSのファンクラブで回報など作ってた、ファンクラブ運営者だったらしいね。
これからも自身の音楽コレクションを中心に「コレ 懐かしい!」、「コレ いいじゃん!」と思うものを紹介していきます。